日本代表DF獲得へ欧州名門が本腰か 24億円+ボーナス…幹部は拒否も「ポジティブなシグナル」
PSVが板倉滉獲得に本腰と現地報道
オランダ1部PSVアイントホーフェンがドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉の獲得に動いている。1250万ユーロ(約20億円)の最初のオファーは失敗に終わっていたが、ドイツ紙「ビルト」はPSVがオファー額を引き上げて再アプローチしていると報じている。
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板倉は2022年にイングランド1部マンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍で加入した。22-23シーズンは公式戦25試合、23-24シーズンは22試合(3得点)に出場。昨季は足首の負傷で一時離脱もあったが、センターバックと中盤の両方で起用されるなどマルチに活躍してきた。
複数クラブからの関心が伝えられ、去就が注目を集めるなかで、オランダの強豪PSVがこの日本代表DFの獲得に動いている。ビルト紙によれば、1250万ユーロ(約20億円)での最初の獲得オファーはボルシアMGに拒否されたが、PSVは移籍金1500万ユーロ(約24億円)+ボーナスと条件を引き上げて再オファーを出したという。板倉の契約には1500万ユーロの契約解除条項が含まれていたものの、それを行使できた期限は今年の6月30日までだったため、交渉の主導権はボルシアMGが握っている状態だと併せて伝えられている。
ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDはPSVからのアプローチについて「(PSVが板倉に)関心を持っているのは事実。板倉のような選手は多くのクラブにとって魅力的なのは当然。だが、我々は守備の選手を放出するつもりはなく、むしと補強を考えている」とディフェンスラインの選手の放出を否定的に語っているという。
ボルシアMGは板倉の売却に消極的な態度であるというSDのコメントの一方、ビルト紙はPSVから得た情報として「クラブ(PSV)は板倉サイドから“ポジティブなシグナル”を受け取っている」と報じた。板倉はUEFAチャンピオンズリーグ出場を望んでおり、この移籍に前向きなのではとされている。
PSVは板倉の獲得に本腰を入れているようだが、夏の移籍市場は閉幕が迫る。森保ジャパンの主力DFのステップアップは実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)