“香川の兄貴分”グロスクロイツが乱闘騒ぎで解雇 涙のシュツットガルト退団緊急会見

3日の退団会見に出席したグロスクロイツ、涙を流し猛省「すぐ事態の重さを理解した」

 ドルトムント日本代表FW香川真司の親友でシュツットガルトの元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツがストリートファイトの代償で契約解除となった。退団会見に出席した万能型MFは会見で涙を流し、現役引退も示唆した。地元紙「キッカー」が報じている。

「まずは心配してくれた家族と友人に謝罪したい。ここにいることができて嬉しい」

 3日に緊急退団会見に出席したニット帽姿のグロスクロイツは、会見場でとめどなく溢れ出る涙を止められなかった。2月27日深夜シュツットガルト市内で、U-17チーム所属の複数の選手に酔っ払った状態で大立ち回りを行い、頭部や顔面を負傷。入院を余儀なくされていた。自身のSNSでボコボコに腫れ上がった顔面の写真を公表していたが、ブンデスリーガ2部首位を快走するクラブ側は事態を重く見て契約解除を求め、解雇される形となった。

「自分はいつも全力を出してきた。クラブでの立ち位置を確立するために。だから、すぐにこの事態の重さを理解した。自分にできることはチームに謝罪することしかない」

 グロスクロイツは猛省していた。そして、チームのブンデスリーガ1部復帰を心から祈念していた。「みんなと一緒に祝うことができれば……僕はこれから静かな生活に入る。プロのフットボールの世界とは無関係になりたい」と電撃引退も示唆している。

 

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