韓国Kリーグ勢、ACL“1分3敗”スタートに募る危機感 「偶然であることを願うばかり」

「2、3戦目の後に本当の実力が見える」の声も

 メディアデーでFCソウルのファン・ソノン監督は、ACL初戦の結果を受けて「とても憂慮すべき部分。危機意識を感じないといけない。Kリーグが主導権を失い、中国と日本が引っ張る形になれば手に余る難題となる」と反省しつつ、「もっと自分たちの強みを出していく必要がある。1分3敗が偶然であることを願うばかりだ。ACLの2、3戦目の後に本当の実力が見えてくるだろう」と話し、希望はまだ捨てる段階ではないとの判断だ。

 水原三星のソ・ジョンウォン監督は「初戦というプレッシャーが負担になり、自分たちが考えるプレーにあまりにも集中しすぎてしまい、チームの完成度が落ちてしまった」と反省の弁を口にした。

 また、済州ユナイテッドのチョ・ソンファン監督は「敗れはしたが、逆にまだできるという自信はある。残り5試合でプライドを取り戻したい」と強調。蔚山現代のキム・ドフン監督は、「体力的な部分で限界があった。ただ、時間が経てばしっかりと立て直せる」とまだ諦めていない。

 まだ初戦とはいえ、楽観視できないKリーグ勢の結果に、ACL出場の4チームは気を引き締めている。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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