途中出場の香川を米メディアは戦力として再評価 「トゥヘル監督のオプションになれると証明した」

 

第21節の本拠地ヴォルフスブルク戦、香川は後半27分から出場

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、現地時間18日にブンデスリーガ第21節の本拠地ヴォルフスブルク戦で、リーグ戦2試合連続の途中出場を果たした。得点には絡めなかったものの、ピッチに立って早々にスルーパスで好機を演出するなど切れのある動きを見せた。米メディアでは「トゥヘル監督のオプションになれると証明した」と、貴重な戦力と再評価されている。

 ドルトムントは前半20分にDFピスチェクのクロスがヴォルフスブルクDFブルマのオウンゴールを誘発して先制。後半3分にMFデンベレのクロスからDFピスチェク、同14分に今度はピスチェクのアシストからデンベレがヘディングシュートで追加点を奪った。3-0で快勝し、公式戦の連敗を2でストップした。

 香川は試合の大勢が決していた後半27分にデンベレとの交代でピッチに立った。同31分にはペナルティーエリア手前でパスを受けると、素早い反転からFWオーバメヤンのスルーパスでチャンスを演出した。オーバのシュートは飛び出したGKに防がれ、浮き球となったこぼれ球はフリーになったMFプリシッチに渡ったが、アメリカ代表の18歳は無人のゴールへ流し込むだけという場面でヘディングシュートを痛恨のミス。オフサイドポジションにいたオーバメヤンへパスする形となってしまい、絶好機をオフサイドで不意にした。

 香川は試合終了まで積極的な姿勢でプレーしたが、得点に絡むことはなかった。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」で、香川は出場時間の短さから採点なしに終わったものの、寸評ではポジティブなコメントも寄せられている。

 

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