高額移籍金に注目も…22歳日本人を「スカウティング」 来季CL出場クラブと“好相性”を独指摘
「キッカー」はシュツットガルトが注目していると報道
デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人は、今季終盤戦で目覚ましい活躍を遂げており、欧州から一気に注目度が増した。公式戦では直近7戦6発5アシストと絶好調で、評価が急上昇。ドイツ1部シュツットガルトも注目しているようで、ドイツメディア「bulinews」も「攻撃的才能をスカウト」と伝えている。
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22歳の鈴木は昨夏、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。昨年10月のリーグ第10節ビドゥビレIF戦(3-0)で移籍後初得点をマークすると、第13節ノアシェラン戦(2-1)で初先発し、徐々に出場時間を伸ばした。鈴木の勢いはシーズン終盤にかけて加速。レギュラーシーズン最終戦となった第22節シルケボーIF戦(4-1)でハットトリックを達成するとプレーオフラウンドでも目覚ましい活躍を披露した。
4月に入り、同ラウンドでここ6試合3得点5アシストをマーク。5月に入っても直近の6日ミッティラン戦でアシストをマーク。この活躍から現地メディア「bold.dk」によれば、鈴木に対してイングランド1部マンチェスター・シティやリバプール、トッテナム、スペイン1部レアル・ソシエダなど計12クラブが関心を示しているとされ、複数クラブのスカウトが実際に試合観戦したことも明らかになった。
今夏の移籍マーケットで動向に関心が集まるなか、ドイツ誌「キッカー」はシュツットガルトが注目していると報道し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場が決定した同クラブが「市場は広く監視されており、注目した選手はブレンビーの鈴木唯人」と、レンタル移籍が検討される可能性を伝えた。
これを受けて「bulinews」は「ドイツの著名なサッカー雑誌記者ジョージ・モイスディス氏は詳細なスカウティングを行っていると報告」と報道。鈴木の移籍金は1500万~2000万ユーロ(約25億~33億円)だと伝えられているなかで「高額なこの日本の年代別代表選手の市場価値は100万ユーロ(約1億7000万円)を下回っている」と、潜在的な能力は評価しつつも、ブレンビーの思惑とは“差”があることを伝えた。それでも、同氏は「シュツットガルトは鈴木がチームのプロフィールによく合う選手だと認識している」としており、パリ五輪も控える今夏の動向に引き続き注目が集まりそうだ。