「不協和音と書かれた」 日本代表OBが明かす、中田英寿との“確執疑惑”の真相

現役時代の中田英寿氏【写真:Getty Images】
現役時代の中田英寿氏【写真:Getty Images】

福西崇史氏が前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演

 元日本代表FW前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に、元日本代表MF福西崇史氏が出演。2002年と06年のワールドカップ(W杯)で共闘し、“孤高の天才”と言われた元日本代表MF中田英寿氏との噂に関して真相を明かしている。

 ベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートさせ、1998年には当時イタリア1部のペルージャへ移籍した中田氏。ASローマではセリエA優勝を経験し、その後パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナ、イングランド1部ボルトンと渡り歩いた。

 動画では、2005年に「『ヒデと喧嘩』とメディアに書かれた」(福西氏)出来事の真相について語っている。

「2005年にポジショニングの問題でヒデと言い合いした。(ドイツW杯アジア最終予選の)イラン戦の前に。ヒデはボールを取りに行きたい。でも、俺は行きたいけど、うしろをほったらかしては無理だと。話をチーム全体でした時に、すごいヒデと言い合ってるとなった。そういうのもあって『不協和音』と書かれた」

 もっとも、プロの世界では選手間での意見の言い合いも「そんなのは当たり前のこと」と福西氏は語る。

「守備の人は空けてほしくないし、でもヒデは取りたい。俺は点を取りたいからヒデの気持ちも分かる。だけど、さすがに1点の重みは大きいから1点取られるのはきついよなと。結局、イラン戦でも(1-2で)負けちゃった。選手で話して3バックにしようと。ジーコ(監督に)に言いに行った。言ったからには勝たないといけない。しっかり守って、(次の)バーレーン戦には1-0で勝った」

 中田氏と福西氏の言い合いも、チームをよりいいものにするためのものだったのは言うまでもない。

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