セルティック旗手の復帰は「ポジティブ」 元スコットランド代表MFが宿敵とのダービーに見解
元スコットランド代表MFスチュワート氏がポジティブ/ネガティブな点を解説
スコットランド1部セルティックは、4月7日のスコティッシュ・プレミアシップ第32節でレンジャーズとのオールド・ファームに臨む。現在、リーグ順位はセルティックが勝ち点差「1」でレンジャーズを抑え、暫定首位に立つ。優勝争いを繰り広げている両クラブの直接対決を前に、元スコットランド代表MFマイケル・スチュワート氏がセルティックのポジティブな点とネガティブな点を解説した。セルティック専門メディア「Celts Are Here」が報じている。
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セルティックは前節リビングストン戦に3-0で勝利。この試合には、今年1月にカタールで開催されたアジアカップで負傷した日本代表MF旗手怜央が復帰し、先制点となるオウンゴールを誘発するなど活躍を見せた。このゴールを皮切りに、3点を挙げて快勝したセルティックだが、スチュワート氏は課題にも言及している。
リビングストン戦では、旗手に加え、今シーズン負傷に苦しんでいるアメリカ代表DFキャメロン・カーター=ヴィッカーズもフル出場を果たした。レンジャーズ戦についてスチュワート氏は「とてつもなく大きな一戦だ」と言い、「セルティックにとってポジティブなことは、2人の主力が復帰していいプレーを見せたことだ。カーター=ヴィッカーズは最終ラインに安定をもたらす。そして旗手は長期離脱していたにもかかわらず、復帰してピッチ中央で素晴らしいパフォーマンスを見せていた。彼らのような大きな選手の復帰は本当にポジティブなことだ」と、2人の復帰についてコメントした。
その一方で攻撃面には改善点があると感じているようだ。この試合、セルティックは前半45分にFW古橋亨梧のシュートが枠を捉えるまで、枠内シュートがなかった。スチュワート氏は「リビングストン戦で唯一の不安は、彼らはサイドからゴール前に迫っていたが、ラストパスが出なかった。レンジャーズ戦ではあのエリア(アタッキングサード)でより決定的でなければいけない。あそこまでボールを運んだら、より決定的であるべきだ」と、チャンスを作り切れなかったと指摘した。
今回のオールド・ファームでは、旗手、古橋に加え、日本代表FW前田大然、MF岩田智輝の出場にも期待が懸かるが、ライバルから勝ち点3を挙げて、「暫定」の2文字を取ることができるだろうか。