JFA田嶋幸三会長、“平壌騒動”を語る 中止の北朝鮮戦「6月に試合を組むことができない」 FIFA裁定へ…没収試合の可能性も

田嶋幸三氏が北朝鮮戦について言及【写真:徳原隆元】
田嶋幸三氏が北朝鮮戦について言及【写真:徳原隆元】

AFCから通知「試合の5日前にこうなることを残念に思った」

 日本サッカー協会(JFA)は3月23日、JFAハウスで会長就任会見を実施。専務理事を務めていた宮本恒靖氏が第15代会長に就任することが正式に決まった。前任の田嶋幸三氏はこの会見で日本代表の“平壌騒動”について語った。

 田嶋前会長は3月26日に予定されていた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮対日本戦の中止について「(21日のホーム)試合当日の朝、公式に平壌で開催できないというレターがAFC(アジアサッカー連盟)に来た。AFCはマレーシア時間15時までに中立地をDPRコリア(北朝鮮)の責任で提案するようにとされ、それ以降はDPRコリアの責任になるとされた。試合の5日前にこうなることを残念に思ったが、結果を待っていた」と21日の流れを語る。

「昨日(22日)の昼の段階で、平壌でやることもなく、夕方の時点で代替の開催もないという通知が来た」とAFCとのやり取りの詳細を明かした。そして延期開催か没収試合かの判断は未定となっており、「今後どうなるかと言えば、すでに6月の2試合が決まっているので試合を組むことができない。これをどうするかは、FIFA(国際サッカー連盟)の規律委員会で決めることになっている」と現状を詳しく説明した。

 この話題の最後には、21日のホーム戦勝利(vs北朝鮮/1-0)を「私の任期の最後の公式戦で勝ってくれたことを感謝したい」と締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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