“平壌騒動”の北朝鮮へ「没収試合さらに厳しい処分も」 開催未定→今後のシナリオを韓国考察

日本×北朝鮮、今後の動向は?【写真:徳原隆元】
日本×北朝鮮、今後の動向は?【写真:徳原隆元】

日本との試合は一旦中止に…今後はFIFAの判断がカギになるか

 日本サッカー協会(JFA)は2月22日、3月26日に予定されていた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮対日本戦は中立地でも行わず、中止の判断となったことを発表。韓国メディアは「果たしてこの試合がどのような結末を迎えるか」と注目している。

 日本は21日のホーム国立競技場での北朝鮮戦(1-0)を終えたのち、5日後に平壌で開催される予定だったアウェー戦の開催地が北朝鮮側の事情で一旦白紙に。22日にアジアサッカー連盟(AFC)は声明で「2024年3月26日に開催予定だったグループBの北朝鮮対日本の試合は、予期せぬ事情により、予定通り開催されない」と声明を発表した。

 日本代表はこれを受けて3月シリーズの代表活動を22日で終了。選手は各クラブへと戻っていった。北朝鮮との第4節については、インターナショナルマッチデー以外で試合を行うことになるのか、没収試合などの扱いになり日本の不戦勝になるかなど、今後FIFA(国際サッカー連盟)の判断次第となっていく。

 そんななか、韓国のニュースサイト「エキスポート・ニュース」は「果たしてこの試合がどのような結末を迎えるか」と、開催未定となっている北朝鮮対日本の第4節について触れた。

 まず同メディアは、6月の国際マッチウィークで北朝鮮がホーム扱いのシリア戦(6日)、ミャンマー戦(11日)を控えており、ここに日本戦もプラスされる可能性も指摘。「今のところ、FIFAは北朝鮮の6月のホームでの日本戦を考慮するかもしれない。6月に男女ともにホームで3試合を一挙に行うシナリオが浮上している」と一案を想定した。

 また「北朝鮮が平壌での開催に難色を示せば、第三国を指定してホームゲームを行う可能性もある」と、平壌が未だ不確定要素のある開催地候補だと言及する。ほかにも可能性として「FIFAが北朝鮮の責任を追及するならば、没収試合を宣言しさらに厳しい処分を科す場合もある」と主張。日本との戦いで混乱を招いた事態は、FIFA次第で大きく展開が変わっていきそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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