高卒→直接欧州の18歳DF吉永夢希、ヘンクと4年半契約を締結 クラブ幹部主力に期待「柱に」

吉永夢希がヘンクと4年契約【写真:Getty Images】
吉永夢希がヘンクと4年契約【写真:Getty Images】

まずはセカンドチームでトレーニングへ

 ベルギー1部ヘンクは3月19日、鹿児島の名門・神村学園高校から加入が内定していた18歳DF吉永夢希と4年半契約を結んだことを発表した。背番号は55でクラブの公式サイトは期待を募らせた。

 神村学園からJを経由せずに直接欧州へ渡ることを決意した吉永。昨年10月に加入内定が発表されていた。クラブは「U-17日本代表として5試合3アシストでアジアカップ優勝に大きく貢献。日本人左サイドバック(SB)は今シーズン、母国の同年代でも輝きを見せており、彼は欧州で高く評価されているいくつかのセカンドチームや日本の一部のチームから関心を得ていた。だが、彼はヘンクのプロジェクトを好んだ」と、争奪戦を勝ち抜いた経緯を説明した。

 吉永はFC東京からヘンクに加入したFW熊田直紀とともにまずはセカンドチームでトレーニングを開始するという。来季からの出場が可能で、セカンドチームのテクニカルコーディネーターを務めるスタイン・ヘルダーマンス氏は「左SBは国際的に質を埋めるのが難しいポジション。だが、夢希の登場ですでにそれを期待している。彼は身体的にも存在感があり、優れたスキル、そして推進力に大きなインパクトを備えている。これは彼がヘンクで活躍する『SB』リストに適応することを意味する。私たちの攻撃的なプレースタイルではSBがチームに攻撃の推進力を提供することを期待している。来季から我々は彼がヨン・ヘンク(セカンドチーム)の柱になると見ており、次の段階でトップチームを争うだろう」と大きな期待を寄せた。

 次世代のSBが踏み出す新たなチャレンジに注目だ。

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