名古屋が開幕3連敗…いまだ無得点30年ぶり不名誉記録も指揮官「我々はやっていくしかない」

名古屋を率いる長谷川健太監督【写真:徳原隆元】
名古屋を率いる長谷川健太監督【写真:徳原隆元】

後半43分の一発に沈む

 J1名古屋グランパスは3月9日、リーグ第3節でアルビレックス新潟と対戦し0-1で敗れた。今季初のアウェー戦でも敗れ、これで開幕3連敗。ここまで無得点の厳しい状況も、名古屋を率いる長谷川健太監督は試合後に「我々はやっていくしかない」と語り浮上への決意を新たにしている。

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 J1で唯一リーグ開幕2連敗という苦しい状況のなか、今節での勝利を目指した名古屋。コンパクトな陣形を保つ新潟に対し、名古屋はMF久保藤次郎とMF和泉竜司を中心にサイドから活路を見出そうとするもゴールが遠かった。

 後半に入ると、新潟が攻勢を強める展開に。これを受けて名古屋は、同14分のMF森島司の投入を機に徐々に流れを取り戻していった。ただ、そのまま推移しスコアレスドローに終わるかと思われた同43分に試合が動く。

 途中出場の新潟MF長谷川元希がドリブルで持ち出し、ペナルティーエリア前から左足一閃。目の前の相手にディフレクトするも、弧を描いたボールはそのまま吸い込まれネットを揺らした。長谷川にとってはJ2ヴァンフォーレ甲府から加入後の嬉しい初ゴールとなった。

 一方で、名古屋は今節も勝ち点を獲得できなかっただけでなくゴール「0」の結果に。無得点での開幕3連敗は1994年以来30年ぶりとなる。なかなかトンネルから抜け出せない状況も、長谷川監督は試合後に「非常に選手は戦ってくれた」「最後のところでやらせないという対応が、粘り強い守備ができるようになった」とコメント。さらに、「選手の頑張りを称えたい。引き続き我々はやっていくしかないので、目の前の一歩をしっかり見つめて準備をしていきたいと思います」と続け、一刻も早い再建を誓った。

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