「試合後審判を包囲」 中国クラブ、ACL横浜FM戦後の“一斉抗議”に母国注目「判定に不満」

山東の選手たちが主審へ抗議の姿勢を見せた【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
山東の選手たちが主審へ抗議の姿勢を見せた【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

横浜FMが敵地で2-1の勝利

 横浜F・マリノスは3月6日に敵地で行われた、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第1戦で山東泰山(中国)と対戦し、2-1の勝利を収めた。試合終了後には判定について山東の選手たちが主審へ抗議の姿勢を見せ、母国メディアも「試合後審判を包囲」と注目している。

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 敵地に乗り込んだ横浜FMは、前半開始早々の7分にFWアンデルソン・ロペスが先制点を決める。後半24分にもFWヤン・マテウスが追加点を奪い2-0とリードした。同アディショナルタイムに1点を返されたが、試合はそのまま終了し、横浜FMが先勝した。

 この試合では、山東が後半に冷静さを欠く場面が話題となっており、イエローカードを多く受けていた。そして後半アディショナルタイムには、スローインの判定を巡り山東ベンチが激高。ピッチ内に入って主審に抗議したスタッフには即座にレッドカードが提示され、ボールを確保した横浜FMのMF喜田拓也に詰め寄る相手スタッフから守ろうとした横浜FMのスタッフにもレッドカードが出た。さらに、山東ベンチではチェ・ガンヒ監督を含む数人にイエローカードが提示された。

 そのほかにも、後半33分には山東のスタッフがイエローカードを受けた際、背を向けた主審に対して水をかける仕草をして波紋を呼んでいる。

 山東の選手たちは試合終了直後にも主審を囲んで抗議する姿があったなか、このシーンについて中国大手メディア「SOHU」は「山東泰山チームは試合後主審を包囲。チェ・ガンヒ監督は出場停止処分を受けた」と見出しを打ち、「この試合の審判は、いくつかの判定でチームへ非常に大きな問題を与えた。特に前半のペナルティエリア内のファール判定は明らかなPKである。この判定に山東クラブは非常に不満を抱いており、試合が終わった後、山東泰山チームのメンバーはずっとこのヨルダンの審判にあのPKがなぜ私たちに判定されなかったのかを尋ねたが、審判はこれに対して動じなかった」と報じている。

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