合計スコア1-4でCL敗退

　スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間3月5日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦セカンドレグでパリ・サンジェルマン（PSG）と対戦し1-2で敗れた。ファーストレグ（0-2）との合計スコア1-4となり、ベスト16敗退が決定。日本代表MF久保建英も健闘したが、力及ばなかった一戦にスペインメディアも嘆きを報じている。

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　敵地で行われたファーストレグで0-2と完敗を喫したソシエダ。逆転を図るべくホームのエスタディオ・アノエタにPSGを迎えた。試合は前半15分、エースFWキリアン・ムバッペが角度の厳しい位置から狙ったシュートが決まりアウェーチームが先制する。

　1点ビハインドを追ったソシエダも反撃に出るが、後半11分に韓国代表MFイ・ガンインのロングスルーパスに抜け出したムバッペが冷静にGKとの1対1を沈めこの日2点目。ソシエダの反撃は後半44分、久保が右サイドで起点を作り生じたチャンスから最後はMFミケル・メリーノがネットを揺らし1点を返す。しかし維持の1点にとどまりソシエダは合計スコア1-4でCl敗退が決まっている。

　スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、この日アノエタのスタジアムに集まった観客数は3万9336人。これは同スタジアムの歴史における新記録を達成したという。その大歓声のなか行われたが、同メディアは「史上最高の観客動員数を記録するなど、会場の雰囲気が素晴らしかったが残念だ」と敗戦を嘆いている。

「ムバッペは誇り高きアノエタに夢を見ることさえ許さない。PSGの最初のゴールは個人技で、2点目は完璧なチームプレーから生まれた。パリのチームはラ・レアル（ソシエダ）に逆転のチャンスすら与えなかった。ソシエダの冒険は終わった」

　CLでの夢は今回潰えてしまったソシエダ。ホームでの悔しい一戦は、会場の雰囲気とともに歴史に残るゲームとなった。