セビージャ相手に3失点で敗戦

　スペイン1部レアル・ソシエダは3月2日、ラ・リーガ第27節セビージャ戦に挑み2-3で敗戦した。日本代表MF久保建英はベンチ入りしたものの、出場機会は訪れていない。ソシエダは公式戦3連敗を喫している。

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　現地時間2月27日にスペイン最古のカップ戦である国王杯（コパ・デル・レイ）準決勝セカンドレグでマジョルカと対戦し、PK戦の末敗れたソシエダ。延長戦も含め長丁場となったゲームにフル出場した久保は、3月2日のリーグ戦で温存されることになった。

　久保、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスらをベンチに置いたソシエダは、敵地でセビージャと対戦。序盤はホームチームにペースを掴まれシュートを浴びる場面もあった。すると前半11分に波状攻撃を受けると、こぼれ球をモロッコ代表MFユセフ・エン＝ネシリに決められてしまう。

　続く前半13分にはコースの厳しい角度からエン＝ネシリの強烈な一振りでネットを揺らし、0-2とソシエダが早速劣勢に立たされる。それでも同45分、相手ペナルティーエリア内でボールがDFセルヒオ・ラモスの手に接触。ソシエダへPKが与えられ、同アディショナルタイム5分にFWアンドレ・シウバが決めて1-2で前半を折り返した。

　後半に入ってもセビージャの牙城をなかなか崩せないソシエダ。同16分にはアルセン・ザハリャンに代えてメンデスを投入する。しかし同20分、ベテランのラモスが右からのクロスに頭で合わせてセビージャが追加点。スペインの名センターバック（CB）がソシエダを突き放す一撃を与えた。

　再び2点差とされたアウェーのソシエダ。後半28分にはFWシェラルド・ベッカーとDFウルコ・ゴンサレス・デ・サラテの2枚を投入し打開を図る。同アディショナルタイムにメンデスが決めて1点差に迫るも、2-3でソシエダが敗戦となった。久保の出場もなく公式戦3連敗のなか、ソシエダは5日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦セカンドレグでホームにパリ・サンジェルマン（フランス１部）を迎え撃つ。