圧巻ゴラッソ→ドッキリ? 指揮官も苦笑いの珍事に英注目「いたずらを仕掛けた」
レバークーゼンMFジャカがマインツ戦の前半3分に先制ゴール
ドイツ1部レバークーゼンは現地時間2月23日、ブンデスリーガ第23節でマインツに2-1で勝利を収めた。リーグ戦4連勝でシーズン無敗をキープし、リーグ制覇に向けてまた一歩前進した。この試合ではスイス代表MFグラニト・ジャカが移籍後初得点となる鮮やかなゴラッソを決めたが、そのゴールセレブレーションも話題を呼んでいる。
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試合開始わずか3分、電光石火の先制点だった。左サイドからのクロスのこぼれ球に反応したジャカはペナルティーエリアの外から左足でファーサイドを狙った強烈なシュートを放った。カーブがかかったボールはGKの頭上を抜け、ゴールネットを揺さぶった。昨夏にイングランド1部アーセナルを退団してレバークーゼンにやってきたジャカは、公式戦31試合目にして加入後初得点となった。
得点が決まった直後、ジャカはシュートを放った左足のハムストリング(太もも裏)に手を当てる仕草を見せた。プレーの反動による負傷が心配されたが、チームメイトから輪になって祝福を受けると、DFジェレミー・フリンポンとともに押さえていた左足を軽快に動かしてステップを踏んだ。あらかじめ用意していたドッキリ込みのゴールセレブレーションだったようだ。
これには指揮官のシャビ・アロンソ監督もすっかり騙されてしまったようで、準備させていたメディカルスタッフとともに苦笑いを浮かべる様子が中継カメラに抜かれていた。ジャカはその後もプレーを続け、90分フル出場した。
英紙「ザ・サン」は「元アーセナルのグラニト・ジャカが信じられないゴールを決めた」とゴラッソのクオリティーを称賛。その一方で「ゴールセレブレーションで監督にいたずらを仕掛けた」「タッチラインにいたアロンソの喜びは恐怖に変わった。いたずらだと気づくと微笑まずにはいられなかった」とジャカのパフォーマンスと指揮官の様子について伝えていた。
なお、レバークーゼンはその後マインツに一度は同点に追いつかれたが、後半にMFロベルト・アンドリッヒのゴールで再びリードを奪って勝利。翌日に試合を控える2位バイエルン・ミュンヘンとの差を暫定で11ポイントに広げた。