川崎、ACL中国・山東泰山を3-2撃破! 激しいラフタックル被害も…敵地で貴重な勝利

川崎が3-2で勝利【写真:Getty Images】
川崎が3-2で勝利【写真:Getty Images】

新助っ人FWエリソンの公式戦初ゴールも

 アジアナンバーワンクラブを決めるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、2月13日に決勝トーナメントの戦いがスタート。山東泰山(中国)との初戦に臨んだ川崎フロンターレは、新加入FWエリソンが先制PKを決めるなど3-2で勝利した。

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 今回からACLは完全な秋春制に移行。川崎は昨年9月に開幕したグループリーグを5勝1分の無敗で突破し、日本でのシーズンをまたぐ形になる決勝トーナメントへ進出。1回戦の相手が山東となり、2戦合計方式のアウェーでの初戦に臨んだ。

 立ち上がりからホームの大声援をバックにラッシュを仕掛けた山東に対し、川崎は防戦一方の立ち上がりになった。勢いのあるプレスに対してボールロストも増え、危険な場面が何度も生まれた。しかし前半25分過ぎ、川崎はコーナーキックのチャンスを得るとゴール前で相手選手がクリアする際に広げた腕にボールが接触。しばらくプレーは流れたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言でオンフィールドレビューが行われてPKの判定に。これを、日本での新シーズンに向けた新加入FWエリソンが蹴り込んで川崎での公式戦初ゴールとなる先制点をマークした。

 さらに前半33分に川崎は新キャプテンのMF脇坂泰斗がアーリークロスを上げると、FWマルシーニョが頭で押し込んで追加点を奪った。ホームの山東は焦りを募らせたか、前半35分に川崎の左サイドバック瀬川がボールに対して身体を入れると、背後からアプローチした相手MFペン・シンリが瀬川の腰付近に向けて膝蹴り。川崎ベンチの目の前の出来事でもあり、鬼木達監督らも一斉に立ち上がって不穏な空気になった。

 ペン・シンリにはイエローカードが提示されたが、レッドカードの疑いがあるプレーとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオンフィールドレビューが実施。最終的に主審はイエローカードの判定を変えなかった。結局、試合は2-0でハーフタイムを迎えた。

 後半の立ち上がりは川崎がチャンスを作ったものの相手GKのセーブもありチャンスをものにできず。すると徐々に押し込まれ、後半22分にはゴール正面からMFフェルナンジーニョにコントロールショットを決められて2-1と1点差になった。

 このゴールで山東がさらに勢いに乗り、川崎はゴール前で際どいディフェンスを強いられ、ラスト15分では5バックにして守りを固めた。その中で後半34分、川崎はGKチョン・ソンリョンからのロングボールをFW山田新が頭でつなぎ、FW家長昭博が抜け出すとGKとの1対1を得意の左足で冷静にシュートを決めた。

 シンプルな攻撃による追加点で3-1とした川崎だが、後半40分に右サイドからのクロスに攻撃参加していた長身DFジャジソンにヘディングを決められ再び1点差に。それでもこのまま逃げ切った川崎は3-2で勝利し、ホームでの第2戦に向けて優位な状況を持ち帰った。

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