カタールがアジア杯4強! ウズベクを延長PK戦の末に撃破、決勝進出懸けイランと激突

カタールがPK戦を制してベスト4へ【写真:ロイター】
カタールがPK戦を制してベスト4へ【写真:ロイター】

アジア杯8強でカタールとウズベキスタンが対戦

 カタールで開催されているアジアカップは2月3日に準々決勝を行い、連覇を目指す開催国のカタールが、ウズベキスタンと対戦した。試合は1-1でPK戦にもつれ、PK戦を3-2で制したカタールがベスト4に進出している。

 準決勝でイラン代表と対戦することになるチームを決める一戦は、序盤からカタールが優勢に試合を進めた。前半11分には後方からのロングボールに対し、FWアクラム・アフィーフが強烈なボレーシュートを放ったが、GKウトキル・ユスポクの正面を突いた。

 カタールの攻撃に耐えていたウズベキスタンだったが、好守を見せていたユスポクの思わぬボール処理ミスが先制点につながる。前半27分、右サイドでスローインを得たカタールは、こぼれ球がMFハサン・アル・サイドスのもとに転がる。アル・サイドスは右サイドからゴール前にカットインして、ほとんど角度のない位置から右足を振りぬく。強烈なボールに対応しようとしたユスポクが、ゴールにボールを押し込む形でオウンゴールを献上して、カタールが先制した。

 カタールが1点をリードしたまま迎えた後半は、ウズベキスタンが反撃に転じる。そして後半11分には、ルーズボールへの反応でカタールを上回ると、MFオディルジョン・ハムロベコフが前線でボールを回収し、ドリブルを仕掛ける。エリア内までボールを運んだハムロベコフが左足を振り抜くと、これがゴールに決まり1-1の同点に持ち込んだ。

 その後も両チームの一進一退の攻防が続く。後半アディショナルタイムにも両チームが決定的なシュートを放つなど、見せ場を多く作ったが90分を終えて勝ち越しゴールは決まらずに延長戦に突入する。延長戦でもスコアは動かずに、120分間で両チーム合わせて6枚のイエローカードが出た激闘は決着がつかないままPK戦にもつれ込んだ。

 PK戦では先攻のウズベキスタン、後攻のカタール、ともに2人目のキッカーがPKを失敗。カタールは3番手のDFアルマフティ・アリが大きく枠を越えるシュートで、再びリードを許してしまう。それでもGKメシャール・バーシャムが、ウズベキスタン4番手、5番手のシュートをセーブ。最後はカタール5番手のDFペドロ・ミゲウが決め、カタールがPK戦を3-2で制した。

 連覇を目指す開催国のカタールは、今大会最後の4強の切符をつかみ準決勝では日本を破ったイランと対戦する。

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