元日本代表「残念で、悔しい」…森保ジャパン、イラン相手に露呈した打開策の欠如

日本の戦いぶりに代表OBが言及【写真:ロイター】
日本の戦いぶりに代表OBが言及【写真:ロイター】

元日本代表MF水沼貴史氏が日本の敗戦に見解

 日本代表は2月3日にアジアカップの準々決勝でイラン代表に1-2で敗れ、5度目の優勝を成し遂げることはできなかった。前半にMF守田英正のゴールで先制した日本だったが、後半は劣勢となり後半10分に追いつかれると、後半アディショナルタイムにPKを与えてしまい、これを決められて1-2で敗れた。

 ほとんどの選手が欧州でプレーすることで「史上最強」とも称された日本だったが、2015年大会以来のベスト8敗退に終わっている。スポーツ・チャンネル「DAZN」で解説を務めた元日本代表MF水沼貴史氏は、「まずはイランの上手さ、強さ。後半になってシンプルにゴール前に長いボールを使いながら、セカンドボールを拾ってきた。その戦い方を通して最終的には日本のミスを突いたプレーがありました。すごく残念ですし、悔しいですけど、後半はイランの時間が長かったですよね。自分たちが主導権を握る時間がすごく少なくて、なかなか攻撃の時間にならなかった」と、振り返った。

 さらに「前半に自分たちが点を取るまではすごく良かったと思います。その後にイランが少し変えてきた。流れがイランにいって後半に改善できるかなと思っていたら、なかなか改善できなかった。何かのアクションが必要だったかもしれませんが、らしさがなかなか出なかった感じがします。守備で耐えていたという印象のほうが強いですからね」と、失った流れを取り戻すことができなかったことを水沼氏は指摘した。

 すぐに北中米ワールドカップのアジア2次予選も始まるため、この経験を生かさなければいけないが、まさかの早期敗退からチームは立ち直ることができるだろうか。

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