板倉滉、イラン戦2失点関与のパフォーマンスを悔恨「代表選手としてピッチに立つ資格はない」

イラン戦に出場した板倉滉【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
イラン戦に出場した板倉滉【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

同点弾で裏を取られ、後半アディショナルタイムにはPKを献上

 森保一監督率いる日本代表は、2月3日に行われたアジアカップの準々決勝でイランに1-2で敗れ、ベスト8敗退となった。センターバックで先発出場したDF板倉滉は2失点に絡む形となり、試合後には「代表選手としてピッチに立つ資格はない」と自らに厳しい言葉を投げかけた。

 DF冨安健洋とセンターバックのコンビを組んだ板倉は、前半24分にイエローカードを受けてしまう。日本は前半28分にMF守田英正のゴールで先制し、リードして後半を迎えたが、後半10分に失点したシーンでは、FWサルダル・アズムンに縦パスが入った瞬間に板倉がMFモハマド・モヘビに背後を取られ、同点弾を許してしまった。

 その後は白熱の攻防が続き、日本の守備陣もイランの猛攻に耐えていたが、後半アディショナルタイム3分、相手がペナルティーエリア内で頭で落としたボールを板倉と冨安が譲り合うような形になり、イランDFホセイン・カナーニにかっさわれたところを板倉が足をかけてしまってPKを献上。これをFWアリレザ・ジャハンバフシュに決められ、日本は1-2で敗れた。

 板倉は試合後、「本当に申し訳ない気持ち。日本から応援してくれている人もたくさんいたと思う。敗因は自分にあると思うし、センターバックの自分がもっといいパフォーマンスをしていれば勝てたと思う」と悔しさにあふれた胸中を吐露した。

 前半24分と試合の早い段階で受けたイエローカードに関して、「自分を難しくしてしまったのはあると思う。そのなかでも、局面で戦えていなかった。最後の失点も、その前も自分からだと思うので責任を感じている」と言及。1月31日の決勝トーナメント1回戦バーレーン戦(3-1)戦から中2日での厳しい日程でイラン戦に臨んだが、それについては「ピッチに入ったら正直そんなのは関係ない」と語った。

「中2日は相手も同じ条件。そのなかでああいうパフォーマンスをしている時点で、代表選手としてピッチに立つ資格はないと自分自身、今日強く感じたし、もっと責任を持ってやりたい」

 板倉は自らのイラン戦のパフォーマンスに悔しさをにじませていた。

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