国王杯でのループPKが反感を呼ぶ

　このブーイングには伏線がある。12日に同地で行われたスペイン国王杯（3-3）で、セルヒオ・ラモスは相手のいきり立つ気持ちをすかしたようなループPKを決め、大きな反感を買っていた。かつてはセビージャの有望株だった男がレアルに移籍した経緯があるだけに、愛憎入り混じる感情が爆発したのかもしれない。

　今回の一戦では、古巣ファンの怨念に屈した形となったセルヒオ・ラモス。気持ちを切り替えてリーガ、CL、国王杯の三冠へ、主将としてチームをけん引できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images