森保監督、PK戦は“指名制”の可能性を示唆「選手に結果で責任を負わせてしまう」【現地発】

日本代表を率いる森保監督【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
日本代表を率いる森保監督【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

森保監督が会見に出席

 森保一監督は1月30日、アジアカップ決勝トーナメント1回戦バーレーン戦に向けて公式会見に出席した。一発勝負で延長120分でも決着がつかなかった場合、PK戦に突入する場合がある。カタール・ワールドカップ(W杯)で涙をのんだPK戦での順番について言及した。

 2022年カタールW杯の8強進出を懸けたクロアチア戦は、1-1のまま迎えた延長戦でも決着が付かず。勝負の行方はPK戦へと委ねられた。先攻の日本はMF南野拓実、MF三笘薫、DF吉田麻也が失敗したのに対し、クロアチアは3人が成功。PKスコア1-3で敗れ、日本サッカー史上初のベスト8入りは叶わなかった。

 挙手制で順番が決められたというPK戦で、1番手を担った南野。このクロアチア戦ではシュートコースを読まれGKドミニク・リヴァコヴィッチのセーブに遭っていた。

 この敗戦を受けて、今回は監督が順番を決める可能性を明かした。

「まずはPK戦にならないように勝利の決着をつけられるようにオープンプレーにこだわってこれまで通りやりたい。PK戦の時に挙手かスタッフからのオーダーで決めるかは、選手に責任を負わせてはいけないという部分で挙手にした反省はあるが、選手の勇気を称えることはもう一度ここで話したい。カタールW杯で選手が手を上げて蹴ってくれた勇気が成長につながると今も思っている。ただ、結果で選手に責任を負わせてしまうので、私が決めることも選択肢として優先順位を高く持ちたい。ただ、試合の空気感があるので、これまで通りの選択をする可能性もある」

 90分間で決着をつけることを最大の目標にしつつも、ドーハ入り後もしっかり練習を積んでいるPK戦にも備えていた。

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