バルセロナの新鋭FWラミン・ヤマル、ベティス戦フル出場で勝利に貢献

　現地時間1月21日、スペイン1部ラ・リーガ第21節のレアル・ベティス対FCバルセロナの試合がエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、アウェーのバルセロナが4-2で快勝した。フル出場した16歳のスペイン代表FWラミン・ヤマルが、華麗なルーレットの美技や絶妙なアシストで勝利に貢献し、絶賛の声が相次いでいる。

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　試合は両チーム合わせて6ゴールが生まれる撃ち合いとなった。前半21分にスペイン代表FWフェラン・トーレスのゴールでバルセロナが先制すると、後半3分にも再びトーレスが決めて2-0とリード。一方的な展開になるかと思われたが、後半11分と同14分に元スペイン代表MFイスコの連続ゴールでベティスが同点に追い付いた。

　その後一進一退の攻防が続くなか、途中出場のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスがトーレスとのパス交換から勝ち越し弾を奪い、再びバルセロナがリード。そして後半アディショナルタイムに16歳のヤマルが魅せる。

　カウンターから自陣内でパスを受けたヤマルは、相手守備陣の隙間に走り込んだトーレスへ絶妙なスルーパスを供給。受け手のスピードを落とさず、さらに相手の裏も突く完璧なピンポイントパスを通し、トーレスが冷静に流し込んでハットトリックを達成した。

　前半終了間際にも華麗なルーレットで相手を翻弄し、チャンスを演出していたヤマル。フル出場し、終盤のアシストで才能を見せつける形となった。ファンから「ヤマル別格すぎないか？」「ハットのフェランよりヤマル」「キレッキレだな」「16歳でこれは凄すぎるわ」「レベチ」と絶賛の声が上がるのも納得のパフォ―マスを見せた。

　2023年9月8日のジョージア代表戦でスペイン代表デビューを飾り初ゴールもマークし、16歳57日でスペイン代表の最年少出場と最年少ゴール記録を塗り替えた逸材。ここまで今季リーグ戦20試合に出場し、1ゴール4アシストの結果を残すなか、バルセロナでも一流選手に比肩する存在感を示している。