上田綺世、“アシスト”久保建英と「阿吽の呼吸」 高まる連係に自信「タケがプレーの選択を」【現地発】
2人で4点目を生み出した
日本代表FW上田綺世はアジアカップ・グループリーグ初戦ベトナム戦(4-2)から一夜明けた1月15日、軽めの調整で汗を流した。前日のベトナム戦では後半頭から出場して1ゴール。19日のイラク戦に向けて再始動となるなかで、実戦復帰を果たしたMF久保建英との好連係を振り返った。
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3-2でリードしていた後半40分、途中出場したばかりの久保のパスから上田が4点目を決めた。このゴールについて上田は「(久保が)タメるのが分かっていたというより、僕は常にシュートをイメージしたポジショニングをしているつもり。それはずっと言っている。タケ(久保)がそれに合わせてプレーの選択をしてくれた」と、阿吽の呼吸だったことを明かした。
アジア杯は上田と2列目、中盤の連係を強化するいいチャンスになるだろう。上田と久保は同じ東京五輪代表としてアンダー世代からプレーしている。そのなかで、現在はA代表の軸になりつつある。
「僕のスタイルも多少は変わったり、タケも。成長も含めてだけど、選手としていろいろ変化はあるので、その中で今の環境と、自分たちのコンディションと、パフォーマンスを加味して合わせていければと思う」
試合を作るにあたって、久保はFWを見てパスを出すのが“コミュニケーション”の一環になっているという。上田もそれを実感する。
「FWは常にゴールに対して意図を持って動いているので、パスが通らなかったとしても見てくれているのは動く原動力になるし、タケの言うようにそれが1つの大きなコミュニケーションになる。通らなくても見てくれていたらFWはどんどん動き出せるし、動きやすくなる。それは常に感じている」
見えない場面でも2人の絆は深まっている。それこそが森保ジャパンの大きな力となるはずだ。