久保建英と共闘も今年7月に引退のシルバ氏が来日

　2023年のサッカー界では数々の反響シーンがあったなか、今回はスペイン1部レアル・ソシエダで日本代表MF久保建英と共闘し、今年7月に現役を引退した元スペイン代表MFダビド・シルバ氏が今冬に来日して日本の名所をめぐった様子を振り返る。

　シルバ氏はスペイン1部バレンシアやイングランド1部マンチェスター・シティなど名門で活躍し、スペイン代表としても125試合に出場し35ゴールを記録。2010年の南アフリカ・ワールドカップ（W杯）、08年と12年のEURO（欧州選手権）で優勝を経験した。

　2023-24シーズンもソシエダでプレーすると見られていた37歳のシルバ氏だったが、クラブでの練習中に左足前十字靭帯を断裂。長期離脱となり今季中の復帰が難しい状況となっていたなかで電撃的な現役引退を決断し、自身のSNSで「今日は悲しい日だ。人生すべてを懸けて捧げたものへ別れを告げる日なのだから」と綴ってスパイクを脱いだ。

　そんなシルバ氏が11月、自身のインスタグラムに「Tokyo」と記して東京タワーのアイコンも添え、滞在している日本での写真をアップ。とある店でシルバ氏が模型を物色しており、そこには人気作「ドラゴンボール」のキャラクター・孫悟空の等身大フィギュアも一緒に写っている。さらに浅草観光もした模様で、仲見世通の様子も届けた。ほかにも寿司や職人との2ショット、ゲーム機の前に座っている写真もあり、日本のファンからは「ようこそ東京へ」「日本を楽しんで」「まじか!?」「偶然でも会いたい」「やばい！」などの声が上がった。

　シルバ氏は日本での滞在期間に大阪なども訪問。さらに、ワインショップ「プルール株式会社」の代表である江畠由佳梨氏が公式X（旧ツイッター）で「元サッカースペイン代表のダビド・シルバ選手が来日していたので、徳島ヴォルティスのシシと一緒にワイン飲んできた」と綴り、シルバ氏と元U-21スペイン代表でJリーグでもプレーしたシシーニョ氏（現徳島ヴォルティスコーチ）との3ショットを公開し、ワインを堪能したことも明かしていた。シルバ氏の中にも、日本の印象がしっかりと刻まれたことだろう。