「タケは人生のお手本そのもの」 1G1Aの久保、試合後のインタビューで見せた振る舞いをスペイン人記者称賛

今季6ゴール目を決めた久保建英【写真:Getty Images】
今季6ゴール目を決めた久保建英【写真:Getty Images】

ソシエダはビジャレアルに3-0の快勝 久保は公式戦13試合ぶりのゴール

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間12月9日、ラ・リーガ第16節でビジャレアルと対戦し、3-0で勝利を収めた。先発を飾った日本代表MF久保建英は、公式戦13試合ぶりとなるゴールや先制点のアシストを含め全3得点に関与する大車輪の活躍を披露したなか、スペイン人ジャーナリストは試合後に久保が見せた振る舞いを称賛している。

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 開幕から好パフォーマンスを披露し、9月には月間最優秀選手に輝いた久保だが、10月と11月はゴールから遠ざかる日が続いていた。そんななかで迎えた古巣ビジャレアル戦では前半38分、久保がCKからMFミケル・メリーノのヘディング弾で先制点を演出すると、同41分には久保のショートコーナーから追加点が生まれた。そして同アディショナルタイム、ペナルティーエリア右でボールを受けた久保がニアを撃ち抜き、勝敗を決する3得点目を奪った。

 9月30日のリーグ第8節ビルバオ戦(3-0)以来、リーグ戦では8試合ぶり、公式戦では13試合ぶりともなるゴールを含め、全3ゴールに関与した久保はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。試合後、「DAZN」のインタビューに応じた久保は、背番号「25」で「A .ZABALETA」と記されたユニフォームを前後逆に着用して登場。「A .ZABALETA」とは、25年前の12月8日に殺害されたソシエダのサポーターであるアイトール・サバレタさんの名前だった。

 久保はインタビューで「今日はクラブ、サポーター、そして僕たちにとって非常に重要な日となった。また、アイトール・サバレタさんにとっても重要な日となっただろう。彼も、今日の僕たちの試合を喜んでくれたんじゃないかな。だからこそ、僕たちは魂を込めて戦った」とコメントしていた。

 これを受け、スペイン人ジャーナリストのフラン・マルティネス氏は公式Xで「タケ・クボは人生のお手本そのものだ。アイトール・サバレタさん殺害から25年が経った今日、彼はサバレタさんのユニフォームを着てマイクの前に立った」と投稿。久保が示した振る舞いと、追悼の言葉に称賛を送っていた。

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