清水DF高橋祐治、PK献上は「すごく悔しいし反省している」 次へつなげるために「もっと成長しないと…」

高橋祐治が後半アディショナルタイムにPKを献上【写真:Getty Images】
高橋祐治が後半アディショナルタイムにPKを献上【写真:Getty Images】

J1昇格プレーオフ決勝戦、後半アディショナルタイムにPKを献上

 清水エスパルスは12月2日のJ1昇格プレーオフで東京ヴェルディと1-1で引き分け、1年でのJ1復帰を逃した。後半のアディショナルタイムが8分と発表されたタイミングで、清水は1-0とリードしていた。しかし、あと2分というところでDF高橋祐治がエリア内でボールを持っていたFW染野唯月にスライディングを仕掛け、倒してしまう。これで与えたPKを染野に決められ、1-1の同点に追い付かれてしまった。

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 リードをしてから、清水は東京Vにボールを保持される難しい状況になっていた。試合後のミックスゾーンで取材に応じた高橋は、「攻め込まれるなかで、すごく難しいシーンもたくさんありました。危ないシーンもたくさんあったんですけど、何とか全員で守っていただけに、最後に自分のところでやられてしまったので、そこはすごく悔しいなと思います」と、試合終盤を振り返った。

 そして、PKを与えたシーンについて「もっと落ち着いて対応できたなって思います。自分の個人的な判断でボールを取りに行っちゃったので、もう少し中の状況を見て対応ができれば良かったです。最終節の水戸戦(1-1)でも自分がミスをして、プレーオフに行くことになってしまって、最後のこのプレーオフでも、最終的には自分がああいうプレーをしてチームをJ1に上げられなかったので、すごく悔しいですし、反省しています」と口にし、「でも、下を向いてもいられないので。もっと強い姿を来年見せるしかないと思っているので、次に向けて頑張りたいと思います」と、気持ちを切り替えようとしていた。

 VARが採用された試合だったが、場内にはVARの映像が流れることはなかった。それだけに議論の余地のないPKという。試合後に「映像を見返した」という高橋は「中にも(相手選手が)いなかったですし…。自分的にはちょっと(ジャッジが)厳しいなと、今も思ったりもしています。でも、VARもあってそういう判定なので、そこは覆せない。もっと落ち着いて対応できたと思います。ロスタイムにも入っていましたし、自分のところが最後のところなので、止めなきゃというのもありましたけど、打たせても大丈夫な角度だったし、落ち着いて対応ができたと思います」と唇を噛んだ。

 DFは経験が問われるポジションだ。「本当にここ数試合、自分のところでやられてしまっているので、これを自分に与えられた試練だと真摯に受け止めて、もっと成長しないとなと思います」と語った高橋は、今回の東京V戦、水戸戦での経験を自身の成長と今後のキャリアにつなげていく必要がある。

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