日本代表の最高点4人…「森保監督が最も評価している男」「絶対に外せない」のは? シリア戦出場全16選手を金田喜稔が採点

日本代表のシリア戦出場選手を採点【写真:Getty Images】
日本代表のシリア戦出場選手を採点【写真:Getty Images】

【専門家の目|金田喜稔】菅原が圧巻のFK弾「キックの質が高い」、GK鈴木も存在感

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング18位)は、現地時間11月21日に中立地のサウジアラビア・ジッダで行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリア代表(同92位)と対戦し、5-0で勝利した。「天才ドリブラー」として1970年代から80年代にかけて活躍し、解説者として長年にわたって日本代表を追い続ける金田喜稔氏が、この試合に出場した16選手を5段階(5つ星=★★★★★が最高、1つ星=★☆☆☆☆が最低)で採点した。

   ◇   ◇   ◇

<GK>
■鈴木彩艶(シント=トロイデン)=★★★★☆
 ハイボールに対しての出足や勇気が光った。安定したキャッチングに加えて、足元でのつなぎも評価したい。全く焦らずチームに落ち着きを与えた。今後レギュラー争いに食い込むことが予想される好パフォーマンスだった。

<DF>
■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★★☆
 タイミングの良い上がりから正確なクロスを送りゴールを演出。常に前線へのパスも狙い続け、左利きならではの軌道やパスの質も光った。守備でも身体を張る姿勢で貢献していた。

■谷口彰悟(アル・ラーヤン)=★★★★☆
 ミスも見られたが大きなピンチにはならず。冨安との連係は隙がなく、菅原のカバーもしながら最終ラインを安定させた。1試合を通じて高い水準をキープした。

■冨安健洋(アーセナル)=★★★★☆(→後半30分OUT)
 安定したプレー。最終ラインを統率し、守備の対応でもソツがなかった。チーム全体の守備が機能していたこともあり危ない場面も少なかった。攻撃面では縦に入れるパスを常に意識していた。

■町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)=★★★☆☆(←後半30分IN)
 試合を終わらせる役割で終盤に途中出場。リードしている展開のなか、守備の強度を維持しながら追加点の流れを作り出した。

■菅原由勢(AZアルクマール)=★★★★★
 FKで圧巻のゴール。久保が触って左から流れてくるボールを見事にミートした。しっかりインパクトして、あれだけのスピードを出せるのはキックの質が高い証拠だ。攻撃時には果敢な上がりを見せ、アグレッシブな守備でピンチの芽も摘んだ。

「ゲームの流れと勝利を決めた」久保の一撃、「絶大な存在感」を示した伊東

<MF/FW>

■遠藤 航(リバプール)=★★★★☆(→後半38分OUT)
 守備のバランスやカバーリングを常に意識しながら、要所で果敢にボール奪取を図るなどらしさも見せた。攻撃陣がコースを限定するなか、中盤で上手く寄せて相手を追い込んだ。攻撃でもテンポ良くパスを散らし、リズムを作っていた。

■田中 碧(デュッセルドルフ)=※出場時間短く採点なし(←後半38分IN)
 終盤に投入されて大きな見せ場はなかったものの、無失点で終える役割は果たした。

■守田英正(スポルティング)=★★★★☆
 積極的にシュートを放ってゴールも狙い、高い位置で攻撃に絡んだ。守田は攻撃面で絡む時に本領を発揮するし、その姿勢が見られたのはかなり良かった点。シュートの精度が上がればなお良しだが、ゴールへの高い意識は評価したい。

■伊東純也(スタッド・ランス)=★★★★★
 絶大な存在感を放ち、抜群の安定感。1試合4アシストは見事だ。いつも言っているが、伊東は「期待以上」を見せてくれるし、平均点が高い。森保監督が最も評価している男だろう。攻撃だけでなく守備でも貢献度が高いのは素晴らしい。大一番となった時、絶対に外せない選手の1人だろう。

■久保建英(レアル・ソシエダ)=★★★★★(→後半30分OUT)
 文句なしの最高点。この日は「先制点」が最大のポイントだったなか、見事なスーパーシュートを叩き込んだ。コース自体はそこまで際どくなかったが、シュートのタイミング、足を振り抜くスピード、ミート力はどれも素晴らしい。力関係を考えれば先制点の重要度が高いのはもともと分かっていたことだが、このゲームの流れと勝利を決めたのは、間違いなく久保だった。

■堂安 律(フライブルク)=★★★☆☆(←後半30分IN)
 終盤の出場で見せ場は限られたが、そのなかでも正確なパスで攻撃を組み立てるなどスキルを見せた。もう少し持ち味を見せられれば良かったが、攻守ともに安定したまま試合を終えた。

2戦5発の上田は「今もぐんぐん伸びている」 1ゴールの細谷「スタメン争いに期待」

<MF/FW>

■浅野拓磨(ボーフム)=★★★★☆(→後半21分OUT)
 伊藤の上がりを上手く生かしてゴールにつなげた判断とプレーは称賛に値。スピードでも相手を上回り脅威を与えた一方、守備でも献身性を見せるなど、三笘不在の影響をあまり感じさせなかった。

■南野拓実(ASモナコ)=★★★☆☆(←後半21分IN)
 ミャンマー戦に比べると大きなインパクトを放てずに試合は終わったが、攻守で溌剌とプレーし、代表でかつての輝きを取り戻しつつあるのは好材料だろう。2列目のポジション争いではやや劣勢も、ここからの巻き返しに注目したい。

■上田綺世(フェイエノールト)=★★★★★(→後半21分OUT)
 この日2ゴールで、先日もミャンマー戦の3発も含めれば予選2試合で5ゴール。圧巻の活躍で文句なしの最高点。どこからでも強烈なシュートが打てるし、常にシュートの機会を狙っている。総合的なシュート力が際立ち、今もぐんぐん伸びている。

■細谷真大(柏レイソル)=★★★★☆(←後半21分IN)
 ミャンマー戦は不発だったが、この日は限られた時間のなかで1ゴールの結果を残した。ゴール前での冷静なトラップとシュートが際立ったし、A代表初ゴールは間違いなく成長につながる。ここからが彼のスタートであり、スタメン争いに食い込むことを期待したい。

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