「今は遠藤航を起用する時」 ブレントフォード戦の起用を英識者が予想、ベンチスタート時の意味とは?

リバプールでプレーする日本代表の遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする日本代表の遠藤航【写真:Getty Images】

コリン氏は「遠藤を起用すべきだ」と主張

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、今夏に加入してから十分な出場時間に恵まれていない状況にある。英メディア「The Red Kop podcast」でホストを務めるポール・ソルト氏とクリス・コリン氏は対談の中で、11月12日に行われるプレミアリーグ第12節ブレントフォード戦で遠藤が起用されていなければ、それはあるメッセージになると指摘した。

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 リバプールは11月5日のプレミアリーグ第11節ルートン・タウン戦に1-1と引き分けた。この試合でアンカーを務めたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは今季通算5枚目のイエローカードを受け、次節は出場停止となる。ブレントフォード戦では遠藤にその穴を埋めるだけでなく、本来はもう1つ前のポジションであるマック・アリスター以上に、自分が中盤の底にふさわしいことを示すことが期待される。

 コリン氏は「彼(マック・アリスター)は、あのポジションで居心地が悪そうなのは誰にでも分かる。天才である必要はない。これは何週も起きてきたことだ。先週の試合(ルートン戦)、私は彼のプレーへの疑いを強くした。彼はノッティンガム戦でのほうが、はるかにいいプレーをしていた。でも、それは自陣からほとんど出てこない相手だったからだ。ルートン戦ではボールを持つとプレッシャーをかけられ、ボールを失い、不可思議なタックルを仕掛けていた。それが問題だ。ブライトンであの役割をした時は、モイセス・カイセド(現チェルシー)と並んでプレーしていた。だが、カイセドはもういないんだ」と、アンカーでの起用が続くことを疑問視した。

 コリン氏も同調し、ユルゲン・クロップ監督が遠藤を試すべきだとコメントした。「間違いなく遠藤をプレーさせなければいけない。まず木曜日のトゥールーズ戦では、アレクシス・マック・アリスターが10番の位置でプレーする姿を見たい。そこで彼が何をできるかが見たいし、それが彼がここに来た理由だと思う。彼も苛立っていると思う。クロップ監督は、彼が幸せでなければプレーしないと言っていたけどね。彼はリバプールで素晴らしいキャリアを築くだろう。だが、今は遠藤を起用する時だ」。

ブレントフォード戦が遠藤にとって正念場か

 また、もし遠藤が起用されなければ、それはクロップ監督からのメッセージになるとも加えている。「先月、マンチェスター・シティではロドリが出場停止だった時も、カルビン・フィリップスが使われなかった。もし遠藤がブレントフォード戦でプレーしなければ、私はそれがメッセージだと思うよ」と、コリン氏は持論を展開した。

 これにソルト氏は「それは、クロップ監督が遠藤を気に入っていないというメッセージになるね。これがそのケースになるか注目だ」と、クロップ監督の起用に注目した。

 今シーズン、キャプテンを務めていたドイツ1部シュツットガルトから加入したものの、プレミアリーグでは1試合しか先発していない遠藤。11月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節トゥールーズ戦(2-3)戦はアンカーで先発しながら前半45分のみで交代となったが、ブレントフォード戦ではマック・アリスターが不在の中で2度目の先発出場の機会が与えられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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