宇佐美が2発! G大阪が史上2クラブ目の3冠を達成

 

G大阪が天皇杯を制して2000年シーズンの鹿島以来の3冠

 

 G大阪が13日に行われた天皇杯決勝を制して、2000年シーズンの鹿島以来、史上2クラブ目の3冠を達成した。開始4分でFW宇佐美が先制点を挙げると同22分には宇佐美のパスからFWパトリックが決めて2点目。山形は後半17分にMFロメロフランクのゴールで1点を返したが、G大阪は同40分にも宇佐美が加点し、3-1で勝利。5大会ぶり4度目の天皇杯優勝を成し遂げた。

 これまで元日の恒例イベントだった天皇杯決勝。しかし今季は年明けにアジア杯(オーストラリア)が開催されることや国立競技場の改築などもあり、この日、日産スタジアムで行われた。

 G大阪の3冠か、山形の初タイトルかで注目された一戦では序盤に宇佐美が躍動。前半4分、ゴール中央で後方からのパスをトラップ直後に右ボレー。相手GK山岸が弾いたところをすかさず詰めて右足で押し込んだ。さらに同22分にはカウンターから宇佐美がドリブルで持ち込むと、パトリックの2点目を演出。

 後半は山形も意地を見せる。同17分、左サイドからのクロスがダイレクトでつながり、最後はロメロフランクがゴール右隅に突き刺した。しかし、その後はG大阪ゴールに迫るも得点を奪えず、逆に同40分にゴール中央から宇佐美が放ったミドルシュートがDFに当たり、ゴールネットを揺らした。この瞬間、G大阪の勝利が決定的となった。

 昨季J2で戦う屈辱を味わったG大阪は今季、一気に飛躍。ナビスコ杯、Jリーグと制して、さらに天皇杯も制した。3冠は史上2クラブ目の快挙となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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