「私は気にしていない」 福岡監督、浦和ファンの熱量にも自然体を強調 「アビスパの応援団が10倍に見えるように感じる」

福岡の長谷部茂利監督【写真:徳原隆元】
福岡の長谷部茂利監督【写真:徳原隆元】

前日会見には長谷部監督と奈良が登壇

 アビスパ福岡の長谷部茂利監督と主将DF奈良竜樹は11月3日、ルヴァンカップ決勝の前日会見に出席。指揮官は「果敢にチャレンジしていくのがアビスパらしさ」と意気込んだ。

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 福岡は2020年に長谷部監督が就任すると初年度にJ1昇格を果たした。昨季は最終節でJ1残留を確定させたが、今季はJ1では中位での戦いを続けカップ戦では天皇杯で4強入り、ルヴァンカップで決勝進出を果たした。これが福岡にとってはクラブ史上初タイトルへの挑戦になる。

 前日会見で長谷部監督は「目の前の試合に自分たちが最大出力で挑めるように、コンディションを調整してきた」と話し、「結果につなげるために、常に一体となって、難しい相手、強い相手、大きなクラブと対戦するのがほとんどだけど、果敢にチャレンジしていくのがアビスパらしさだと思う」と、挑戦者の姿勢を強調した。

 奈良もまた「僕たちは傑出した個というより、チーム全員でハードワークして攻撃して守備をして、一体感があるのがアビスパらしさ。選手だけでなくスタッフ、サポーターも含めて全員の一体感。今年もそれを継続できていると思う」として、決勝という緊張感について「今日の練習まではみんな明るくいつも通りの雰囲気でトレーニングできた。それぞれが心の中で特別な胸の高まりが、まだ1日かけて高まると思う」と語る。

 Jリーグからチケット完売のリリースも出たように、試合は超満員のスタジアムと予想される。さらに関東圏の国立競技場が会場ということもあり、浦和サポーターの占める割合が多くなると見込まれる。それだけに奈良は「僕自身も初めての決勝なので、いい心の状態で臨みたい。まずは雰囲気、本当に特別な一戦、決勝であるということ。素晴らしい雰囲気であると同時にほとんどの選手が経験したことのないものになると思う。そのなかで自分たちらしさを発揮できるか。雰囲気に飲まれないのが大事だと思う」と、その面についてコメントした。

 一方の長谷部監督は「私の感覚だと、気にしないこと。楽しむこと。赤の応援(浦和)が青の応援(福岡)だと思うこと。私は気にしていません。アビスパの応援団が10倍に見えるように感じるようにします」と、自然体を強調した。アウェー感のある決勝になることが見込まれるが、歴史を塗り替える1日にすることができるか。

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