「マネは失墜、南野は…」 元リバプール戦士で明暗、対照的な“現在”に英メディア脚光
昨夏にリバプールを退団した11選手の動向を現地メディアが特集
日本代表FW南野拓実は2022年の夏にイングランド1部リバプールを退団し、フランス1部ASモナコへと加入した。1年目は新天地で思うような活躍ができなかったが、2年目を迎えた今季は開幕7試合で3試合3得点とチームへの適応を示した。リバプール地元紙も南野の復活を取り上げている。
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南野はリバプール時代、選手層の厚い攻撃陣の中で定位置確保に至らず、カップ戦が主戦場となっていた。そんななかで昨夏にイングランドに別れを告げ、モナコに新天地を求めた。
初挑戦となるフランスリーグへの適応には時間を擁し、1年目は18試合の出場で1得点4アシストと不本意な成績に終わった。パフォーマンスが停滞していたこともあり、昨年末のカタール・ワールドカップ(W杯)以降は日本代表からも遠ざかっていた。
しかし、オーストリアのザルツブルク時代にも指導を受けたアドルフ・ヒュッター監督が就任した今季は開幕からレギュラーに定着し、ここまで7試合で3得点3アシストをマークしている。
英紙「リバプール・エコー」は昨夏にリバプールを退団した11選手の動向を特集。「サディオ・マネは失墜し、南野拓実は繁栄している」とドイツ1部バイエルン・ミュンヘンを経てサウジアラビアへ渡ったセネガル代表FWサディオ・マネとは対照的な“成功例”の代表として南野が取り上げられていた。
「この日本代表が2019年にザルツブルクから725万ポンド(約13億円)で加入した時はバーゲンのように思えた。しかし、南野は才能の片鱗を示すも、ローテーション時のオプションにしかなれずに苦しみ、1500万ポンド(約27億円)でモナコへ去った。フランスでの生活に適応したことで南野は今季大活躍を見せ、8月にはリーグアンの月間最優秀選手にも選ばれた」
モナコで復調し、日本代表にも復帰した南野の好調ぶりに英国メディアも関心を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)