元ベルギー代表MFアザール、自身の公式SNSで現役引退を発表 「自分に耳を傾け、適切なタイミングでストップと言わなければならない」

引退を発表したエデン・アザール【写真:ロイター】
引退を発表したエデン・アザール【写真:ロイター】

自身の公式SNSで発表

 元ベルギー代表MFエデン・アザールが10月10日、自身の公式SNSで現役引退を発表した。

 現在32歳のアザールは2007年にフランス1部リールでプロキャリアをスタート。12年よりイングランド1部チェルシーに渡り、7シーズンにわたって通算352試合に出場して110得点92アシストの活躍を見せた。

 その後19年夏に1億1500万ポンド(約213億円)の移籍金でレアルに完全移籍。しかし4シーズンの在籍期間では、そのほとんどの時期を負傷に苦しめられ、76試合出場7得点という数字しか残せなかった。

 23年夏にクラブとの契約を解除して無所属となったアザールには、アメリカやフランス、サウジアラビアのクラブからオファーがあったとされるが、そんななか10月10日に自身の公式インスタグラムで現役引退を発表している。

「16年のキャリアと700試合以上の試合を経て、プロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つ決心をしました。ヨーロッパをはじめ、世界中のフィールドでプレーし、楽しむという夢を実現することができました。私のキャリアの過程で、私はさまざまな監督やコーチなど、多くの優れた人たちと出会いました。特に私が在籍していたLOSC、チェルシー、レアル・マドリード、そしてベルギー代表に敬意を表します。

 私の家族、友人、コーチ、そして良い時も悪い時も私を支えてくれた人々に特に感謝します。そして、この数年間ずっと応援してくれているファンの皆さん、私がプレーしているどの国でも励ましてくれている皆さんに心から感謝します。こそ、私の友人たちから恩恵を受け、新たな経験をする時です。またフィールドの外で会おう」

 こう綴ったアザールは引退理由について「自分に耳を傾け、適切なタイミングでストップと言わなければならない」と説明している。長年ベルギーを支えた1人のアタッカーが、スパイクを脱ぐ決意をし、新たな人生を歩んでいく。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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