1月にミランが3人目の“左利きの右ウイング”獲得に動く? 本田の去就に影響か

スソの控えとしてローマのイトゥルベに興味と、伊メディアが報じる

 ローマのパラグアイ代表FWフアン・マヌエル・イトゥルベが、冬の移籍市場で日本代表FW本田圭佑が所属するACミランへ移籍する可能性が浮上している。イタリア衛星放送局「スポーツメディアセット」が報じている。

 左利きでありながら右サイドでのプレーを得意とするイトゥルベは、今季のリーグ戦では4試合に途中出場したのみ。UEFAヨーロッパリーグでは全6試合に出場と、完全にカップ戦要員と化している。3勝3分でのグループステージ突破に貢献したものの、冬の移籍市場で人員整理の対象になる可能性が指摘されていた。

 現状ではミランとトリノが、イトゥルベの獲得に興味を示しているという。ミランは右ウイングのレギュラーであるFWスソの控えとして本田が落第点を付けられているため、同じく左利きの右サイドであるイトゥルベが俎上に載った模様だ。

 本田は冬の移籍市場での放出が現実的であると報じられているものの、2017年6月で切れる契約期間をミランで過ごす可能性もある。その場合、右サイドは3人の左利きアタッカーによる熾烈な争いとなり、さらに厳しい状況に陥ることが予想される。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は本田を左ウイングで起用することを模索し、12日のローマ戦では今季初めて3ボランチの一角として途中出場で起用した。イトゥルベ獲得交渉の行方は、本田の去就や起用法にも大きな影響を与えることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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