ファルカオの状態を酷評したファン・ハール監督に同選手の夫人が反論

 

「チームに貢献できる準備は100%整っている」

 

 マンチェスター・ユナイテッドのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオの夫人、ロレレイ・タロンさんがファルカオのコンディションを酷評したルイス・ファン・ハール監督に反撃している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が「ファルカオ夫人がマンユナイテッドのルイス・ファン・ハールによる(夫の)健康に対する懸念をソーシャルメディアでこき下ろす」との見出しで報じている。

 ファン・ハール監督は8日のサウサンプトン戦を控えた記者会見で、今夏の移籍市場最終日にモナコから期限付きで加入したストライカーについて苦言を呈した。

「彼はまだ先発できるほどのコンディションではない。彼はBチームで45、60、90分とプレーを重ねなければいけない状況だ。だが、私はチーム状況により、彼をベンチに置かざるを得ない状況だ」

 そう話した指揮官はジェームズ・ウィルソンやウェイン・ルーニーの負傷にも触れた上で、「私はチーム状況に応じざるを得ない状況だ。プレミアはフィジカル面の激闘が一番激しいリーグ。現時点で(ファルカオは)実際のところ20分しかプレーできないレベルなのに、彼をメンバーに選んでいるんだ」と指摘した。

 ファルカオはふくらはぎの故障が長引き、2‐1で勝利したサウサンプトン戦でも出場機会はなかった。だが、タロンさんは自身のインスタグラムで夫の練習風景の写真とともにスペイン語で「チームに貢献できる準備は100%整っている」とのメッセージを載せ、オランダ人指揮官の「20分」発言を完全に否定したという。

 出場機会の限定されているファルカオの心情について、「興味がない」と冷たく切り捨てたオランダ人指揮官だが、思わぬアングルから反撃を食らった格好だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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