ラツィオ鎌田、今夏ベストバリュー移籍に英選出 1か月以上無所属は「ミステリーの1つ」

今夏の移籍市場でラツィオに加入した鎌田大地【写真:Getty Images】
今夏の移籍市場でラツィオに加入した鎌田大地【写真:Getty Images】

今夏イタリア移籍が実現、9月2日のナポリ戦でセリエA初ゴールをマーク

 日本代表MF鎌田大地は今夏にドイツ1部フランクフルトを契約満了で退団し、イタリア1部ラツィオにフリートランスファーで加入した。英紙「ガーディアン」はフランクフルトでUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献したプレーメーカーを今夏の「ベストバリュー移籍」の一つに選出した。

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 6シーズンに渡ってフランクフルトでプレーしていた鎌田。かねてから移籍の噂があったなかで、今年4月に2022-23シーズン限りでの退団を発表していた。

 新天地について、6月の時点でセリエAのACミラン加入が確実視されていた。しかしその後、ミランは首脳陣の交代によって鎌田との契約が突如白紙となった。複数の移籍先が噂されていたなか、8月3日にようやくラツィオとの契約が正式に発表された。

 ラツィオではマウリツィオ・サッリ監督からの信頼を得ており、開幕3試合連続でスタメン出場中。9月2日の第3節ナポリ戦(2-1)では移籍後、セリエA初ゴールをマークし、今季初勝利に貢献していた。

 そんな鎌田はガーディアン紙が選出した「今夏のベストバリュー移籍」の1つにピックアップされている。

「6月末にアイントラハト・フランクフルトとの契約満了を迎えてから1か月以上も鎌田の所属クラブがなかったのは今夏最大のミステリーの1つだ。この日本代表プレーメーカーは2022年のEL優勝に貢献し、カタール・ワールドカップでも好印象を残すなど大きなステージで足跡を残してきた。ミランが契約から手を引いたあとにはトッテナムも噂に上がっていたが、ラツィオがフリートランスファーで契約した。彼はナポリ戦で決勝点を決めるなど、すでにインパクトを残している」

 ドイツの移籍情報サイト「Transfermrkt」によれば、鎌田の市場価値は2700万ユーロ(約43億円)と推定されている。このまま活躍が続けばラツィオにとってはこれ以上ない大当たりの補強となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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