ナポリ戦でリーグ戦初得点、2-1勝利に導く決勝ゴールに

　イタリア1部ラツィオの日本代表MF鎌田大地は、現地時間9月2日のセリエA第3節・ナポリ戦でリーグ戦初得点をマーク。これが決勝点となり、2-1勝利に大きく貢献した。開幕から3試合目で生まれた待望の一撃。前節までの2試合では見せ場を作れなかったこともあり「自信を少し失っていた」と胸中を明かしている。

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　アウェーでのナポリ戦で鎌田は3試合連続でスタメン出場を果たすと、1-1の同点で迎えた後半7分に待望の一撃を叩き込んだ。MFフェリペ・アンデルソンからの右クロスを中央でMFルイス・アルベルトがスルー。このボールに背後から走り込んだ鎌田が反応すると、ペナルティーエリア内からDFの股下を抜く左足シュートでゴールを陥れた。

　後半20分までプレーした鎌田の決勝点で、ラツィオは昨季王者から今季初勝利をマーク。殊勲の活躍となった鎌田は試合後、イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」にコメントし、リーグ戦初ゴールについて「ゴールは僕のためにも、チームのためにも重要だった」と心境を明かした。

　今夏ラツィオに加入後、レッチェとの開幕戦（1-2）、続くジェノア戦（0-1）でともに先発も、見せ場なくチームは連敗。「開幕戦で勝てなくて自信を少し失っていた」と苦悩を明かしつつ「試合に勝つ必要があった。もちろん厳しい試合だったが、勝てた。自信がついた。僕のためにも良かったし、チームのためにも良かった」と、安堵の様子を窺わせた。

　今節を終えて、セリエAは国際Aマッチウィークにより2週間の中断へ。鎌田は今後、欧州遠征2試合（ドイツ戦／9日、トルコ戦／12日）に臨む日本代表メンバーに合流する予定で、代表戦に向けても弾みの付く結果になった。