上田綺世の得点は「もっと増える」 今夏オランダ移籍、日本代表OBが太鼓判「ピッタリ」「また来年…」
ハーフナー・マイク氏がフェイエノールトに新加入した上田の移籍に太鼓判
日本代表FW上田綺世は、昨季ベルギー1部セルクル・ブルージュでリーグ戦22ゴールを挙げる活躍を見せ、今夏の移籍市場でオランダ1部フェイエノールトへ移籍した。かつて日本代表MF小野伸二も在籍したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を持つビッグクラブへの移籍について、元日本代表DF内田篤人氏と元日本代表FWハーフナー・マイク氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」でコメントしている。
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ベルギーで得点を量産してからオランダへ渡った上田について、鹿島アントラーズの先輩でもある内田氏は「いいと思いますよ。オランダは結構、いいと思っている。それは、ちゃんとやるから。戦術的なものもそうだし、クラブの運営、育成も。綺世がオランダのトップに行くのは、日本のサッカーにもでかいと思う。昔、(小野)伸二さんもいたしね。ああいうクラブに行くのはいいと思う」と、コメントした。
昨シーズンのオランダ王者であるフェイエノールト。それだけ周囲の選手のレベルも高い。ハーフナー氏は、「(周りの)クオリティーが高くなる。昨シーズン、上田選手の試合を見ていましたが、思ったような球が来ていないと思う。もうちょっと、彼のなかで出してほしいタイミングがあったと思う。また1つクオリティーが高いなかでプレーすることで、(欲しいタイミングで)出てくるんじゃないかと思う。たぶん、得点ももっと増えてくるんじゃないかと思う」と、期待を寄せた。
内田氏も「綺世の良さを引き出してくれる仲間が、レベル的にもいると思う。だから、面白いと思う」と、ハーフナー氏に同調した。
オランダのフィテッセとテン・ハーグに在籍していた5シーズンで、計51ゴールを挙げているハーフナー氏は、オランダで通用するFWについて「デカイ選手が多いけど最近はサッカーのスタイルが変わってきた。機動力のある選手も増えてきているので、綺世選手にはピッタリかなと思う」と、新天地への適応に太鼓判を押した。
さらに「ウイングの選手が、縦に突破してシンプルにクロスを上げてくれたり、中盤にクレバーな選手が多くいて、スルーパスも出してくれる。上田綺世選手はクロスからも合わせられるし、抜け出し方のタイミングもうまい。得点パターンがいっぱいあるから、得点を量産してくれると思う。CLもありますし、この1年で飛躍して、また来年ステップアップしてしまうんじゃないかと、勝手に思っています」と、5年契約を結んだばかりのクラブから、さらにビッグクラブへ移籍する未来を予想した。
フェイエノールトは、8月13日にフォルトゥナ・シッタートとリーグの開幕戦をホームで戦う。この試合でデビューする可能性もある上田だが、新天地でどのようなシーズンを過ごすことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)