開幕控えるPSG、ムバッペは主力選手と別メニューへ 契約問題“泥沼”…1年間ベンチ暮らしの可能性
今夏の放出、残留で意見が対立
去就問題に揺れるフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは新シーズン開幕が迫るなかでもトップチームの練習に参加することができないようだ。英公共放送「BBC」が報じた。
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ムバッペは2024年で満了を迎える契約を巡ってクラブと意見が対立。同選手は今季PSGに残り、来夏にスペイン1部レアル・マドリードへフリーで移籍することを望んでいる一方で、クラブ側は0円移籍でムバッペを手放すこと避けるため、契約延長に応じないのであれば今夏中に放出する考えだ。プレシーズンのアジアツアーのメンバーからもムバッペは外れていた。
サウジアラビアのアル・ヒラルからサッカー界史上最高額となる3億ユーロ(約470億円)のメガオファーが届き、PSGは交渉を許可したが、ムバッペはこれを拒否。その後もイングランド1部リバプールが1年間のローンでの獲得を狙っていると報道が出たが、こちらも進展している様子はない。
フランス1部リーグは今週末に開幕を迎える。PSGは現地時間8月12日に本拠地でロリアンとの対戦を控えるなか、「BBC」によればムバッペは月曜日(7日)のチームトレーニングで、開幕戦に出場する可能性がある“Aグループ”には入らず、それ以外の選手たちと一緒に練習を行うという。契約問題が解決しない限りは試合に起用されず、練習も主力選手たちとは別グループになるようだ。
契約延長せずにPSGに残る場合、今季1年間ベンチ暮らしの可能性があり、ムバッペはそれを受け入れる覚悟があるとも伝えられていた。世界最高のストライカーの1人はこのまま飼い殺し状態のまま新シーズンを迎えてしまうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)