なぜシーズン終了後に手術? ソン・フンミンが明かす舞台裏と胸中「がっかりさせたくなかった」

トッテナムでプレーするソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムでプレーするソン・フンミン【写真:Getty Images】

「苦しい時」の離脱を回避

 イングランド1部トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、昨季終了後にスポーツヘルニアの手術を受けていたことを明かした。シーズン中は常に痛みと戦っていたが、手術をシーズン後まで引っ張ったのは理由があったという。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。

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 2021-22シーズンにプレミアリーグの得点王に輝いたソン・フンミンだが、昨季は36試合で10得点6アシストにとどまった。チームもプレミアリーグで8位に終わり欧州カップ戦出場権を逃したなか、31歳のストライカーは「昨シーズンはシーズンを通して痛みを感じていた」と深刻なコンディションの中でプレーしていたと振り返った。

「奇妙に聞こえるかもしれないが、ターン、ダッシュ、ストップ、パス、キック、すべてに影響があった。普段の生活では歩いていても痛みを感じないのに、ピッチでウォームアップを始めるとあらゆるアクションに痛みがあり、フラストレーションを感じていた。結局シーズンの終わりに手術を受けることを決めたんだ」

 激しい痛みはパフォーマンスに影響を及ぼすほどの状況だったが、手術をシーズン後まで受けなかったのは、チームが苦しい時期に戦線から離れるのを避けるためだったという。

「なぜもっと早くに手術を受けなかったのかと考える人もいるだろう。だが、僕はクラブが常に困難な状況にあると感じていた。選手やスタッフ、サポートしてくれるファンをがっかりさせたくなかった。プレーが良かろうが悪かろうが、痛みがあろうかなかろうが、私には責任があった。1つだけはっきりしているのは、苦しい時にいなくなることでがっかりさせたくなかったということだ」

 痛みに絶えながら、チームのためにピッチに立ち続けたソン・フンミンはアンジェ・ポステコグルー新監督の下で本来の姿を取り戻すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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