途中出場で新天地デビュー→アディショナルタイムに直接FK弾

　アメリカ1部メジャーリーグサッカー（MLS）のインテル・マイアミに新加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間7月21日、リーグカップ2023のクルス・アスル戦に途中出場で新天地デビューを飾ると、後半アディショナルタイムに直接FKで決勝点をマークし、チームを2-1の勝利に導いた。

　PSGを退団し、インテル・マイアミと2年半契約を結んだメッシはチームが1-0とリードで迎えた後半8分、MFベンジャミン・クレマスキとの交代でデビュー。キャプテンマークを譲り受けてピッチに立った。

　インテル・マイアミは後半20分に同点に追いつかれたが、試合終了間際にメッシが劇的な決勝ゴールを奪う。後半アディショナルタイム4分、ゴール正面左寄りの位置から直接FKを得意の左足で蹴り込んだ。さすが役者ぶりを発揮したメッシの活躍により、インテル・マイアミは2-1で勝利を収めた。

　スタジアムに大歓声を巻き起こした圧巻の一撃をMLS公式ツイッターが公開。デビュー戦で期待通りのゴールを決めた36歳へ「リオネル・アンドレス・メッシは人間じゃない」と最大級の賛辞を送った。著名なイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も「MLSにとって歴史的な日だ」とメッシのパフォーマンスに反応した。

　欧州を離れてアメリカサッカー界に初挑戦したメッシは、デビュー戦から強烈なインパクトを残していた。