柏MFの一発退場は「厳しいのではないかと…」 G大阪戦の判定議論、元Jリーガーは疑問視

G大阪戦で一発退場となった椎橋慧也【写真:徳原隆元】
G大阪戦で一発退場となった椎橋慧也【写真:徳原隆元】

G大阪アラーノの転倒シーン、DOGSOとされた柏MF椎橋の行為を検証

 スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、7月16日のJリーグ第21節、ガンバ大阪と柏レイソルの試合が取り上げられた。ここではPKの判定に対する決定的得点機会阻止(DOGSO)の中でもレッドカードに該当するかが議論された。

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 後半18分、ガンバ大阪のMFファン・アラーノがペナルティーエリア内に切り込むと、柏のDF土屋巧とMF椎橋慧也の間を割るようにドリブル。土屋の足がコンタクトしたようにも見えたが、その後には椎橋が後方から手をかける行為もありアラーノはバランスを崩した。シュートを打つ間際ではGK松本健太とも際どいポジションになったが、松尾一レフェリーはPKの判定。その後、清水勇人VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でオンフィールドレビューが行われ、PKの判定はそのままだったが椎橋にDOGSOによるレッドカードが提示された。

 ゲスト出演した元日本代表DF槙野智章氏は「松尾レフェリーの見方は素晴らしいと思う。(映像を)確認したうえでというのもあるので。ただ、レッドカードは厳しいのではないかと思う」として、「最初にチャレンジした土屋選手の足にかかっているのか、椎橋選手がファウルをしたのか(映像を)見ないと分からないので、その確認をしたのではないか」と話した。

 同じくゲスト出演した同DF坪井慶介氏は「どこの場面のファウルを取ったのかちょっと明確ではなかったからカードを出せなかったのかなと。ただ、PKはすぐに示しているし、この場面でのファン・アラーノ選手の倒れ方を見たら、カードがないのはなんでだろうとシンプルに思った」と話した。

 元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は「難しい。どれ? 松ちゃん(松尾レフェリーの愛称)と思った」と冗談交じりに話しつつ「恐らく土屋選手の右足のコンタクトを反則と判断して、ボールに行こうとしてファウル、PKと判断したのかなと思いました。ところがVARが入って確認したところ、反則の影響からすると明らかに椎橋選手のほうがプレーを阻害するような程度があるとVARが判断してリコメンドして、『赤だな』と判断を変えたのではないかと」とコメントした。

 そして、槙野氏の「椎橋へのレッドカードは妥当ですか?」という質問に対し、家本氏は「ボールにプレーせずに右手で完全にシュート体勢の選手を引っ張ってバランスを崩す」と説明し、槙野氏は「家本さんの見解を聞くと仕方ないのかなと思うけど、自分の認識ではイエローカードだと思っていた」と話す。一方の坪井氏は「僕は赤(レッドカード)だと思います。ボールにプレーする意図も感じないので、仕方なく止めにいった」とコメントしていた。

 また槙野氏は松尾レフェリーについて「めちゃくちゃ自分のミスを認めるタイプ。今のファウル? と聞いたら、ごめん見えてなかったと言ってくれる方。選手たちも気持ちよく、次は見ておいてくださいよというラリーができる」と、現役時代のエピソードを披露。家本氏は「松尾さんは人間心理に興味を持って、ご自身で心理の大学に行きなおした」と、その人間性の部分を紹介していた。

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