ユベントスがセビージャとの首位攻防戦を逆転で制しCL16強進出 清武に出番訪れず

セビージャは最終節でリヨンと2位を争う

 後半に入っても苛立ちの収まらないサンパオリ監督は、同11分にも判定に猛抗議。イングランド人レフェリーのマーク・クラッテンバーグ氏に退席を命じられ、セビージャは指揮官も欠いた戦いになった。

 セビージャは押し込まれる試合が続いたが、ユベントスも攻撃の核であるFWゴンサロ・イグアインとFWパウロ・ディバラのアルゼンチン代表コンビを欠いたゲームで最終局面での破壊力を出せない。すると同39分、ユベントスは前週末のリーグ戦でデビューした16歳の新星FWモイーゼ・ケーンをMFミラレム・ピアニッチに代えて投入して打開を図った。ケーンはこれがCL史上6番目の若さでのデビューとなり、2000年生まれの選手としては初出場となった。

 その直後、ユベントスは敵陣でのスローインからクロスを上げるとクリアされたが、後方から猛然と走り込んだセンターバックのレオナルド・ボヌッチが左足で強烈なミドルシュートを放つとセビージャGKセルヒオ・リコの手を弾いてゴールに吸い込まれ、ユベントスが2-1と逆転した。さらに後半アディショナルタイムにはFWマリオ・マンジュキッチが追加点を決め、3-1でユベントスが勝利した。

 これで勝ち点を11に伸ばしたユベントスの決勝トーナメント進出が決定。同10にとどまったセビージャは、最終節で同7のリヨンとのアウェーゲームを戦う。直接対決の初戦はセビージャがホームで1-0と勝利しているため、アウェーゴールも絡む際どい勝負になった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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