“岡崎超え”なるか 強さと技術を兼備する大迫が「貪欲に、脅威を与えたい」と1トップ奪取宣言!

サウジアラビア戦で2試合連続の先発が浮上

 何がなんでもゴールを奪う――。日本代表FW大迫勇也(ケルン)は15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦を控え、得点への意欲をむき出しにしている。多彩な得点パターンを持つストライカーは、「ゴール前で相手に勝つことだけです」とひたすらに結果にこだわりを見せている。

 大迫は11日のオマーン戦で1トップとしてハリル体制初となる先発出場を果たすと、前半32分にMF清武弘嗣(セビージャ)の左クロスをダイビングヘッドで合わせて先制点を決めた。さらに同41分には再び清武のラストパスをエリア内で受けると素早い身のこなしから相手DFをかわし、右足のシュートで追加点を奪った。体の強さを生かしたポストプレーも的確で、マルチぶりを見せつけた。オマーン戦に続き、サウジ戦でも2試合連続の先発となる可能性が高まっている。

 日本では珍しい強さとテクニックを兼備する大迫は、日本の1トップとして不動の地位を築こうとしている。「真ん中でボールをもらうのが一番の仕事なので、中盤にボール持てる選手もいるし、日本に足りないのはゴール前。そこは意識したい」と、チームの得点源としての自覚も芽生えている。

 相手を背負い、そこから巧みな反転でゴールに迫るプレーは鹿児島城西高3年時に高校サッカー選手権を席巻し、10ゴール10アシストの活躍で得点王になった当時から得意とするプレーだが、経験を重ねてドイツで活躍する今では得点のバリエーションも増えた。

 

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