中村は今季14ゴール7アシストと躍動

　オーストリア1部LASKリンツの日本代表FW中村敬斗は、今夏の去就が注目されている。ドイツ1部フランクフルトに移籍する可能性が浮上していたなか、オランダ王者フェイエノールトも興味を寄せているようだ。フェイエノールトの専門ニュースメディア「1908.nl」が報じた。

　22歳の中村はオランダ、ベルギー、そしてオーストリアで研鑽を積み、今年3月のウルグアイ戦では日本代表デビュー。今季オーストリア1部リーグで31試合に出場し、14得点7アシストと目を見張る活躍を見せた。

　最終節の6月3日シュトゥルム・グラーツ戦では今季初めての途中出場だったものの、主力としてシーズン通してフル稼働した。

　そんな中村に関心を寄せているのが今季のオランダ王者。強豪のPSVやアヤックスを抑えて、6季ぶり11度目の優勝を達成し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を得ている。記事では「フェイエノールトは左ウイング中村敬斗の資質を確信。日本人選手はリンツと2025年まで契約を結んでいるが、DFゲアノット・トラウナーはそこ（リンツ）から引き抜いた」とされており、「新たに左ウイングの獲得を最優先事項にしていることが発表された。まだ公式にオファーは出されていないが、フェイエノールトは日本人プレーメーカーを獲得するために何をすべきか分かっている」と、“補強ポイント”でもあることから、中村に興味があるようだ。