久保建英は15歳から「物怖じしないメンタルと性格だった」 日本代表OBの元同僚が明かす「圧倒的に違った」点とは?

ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

「内田篤人のFOOTBALL TIME」に安田理大氏と太田宏介、秋元陽太氏が出演

 元日本代表DF安田理大氏とJ2町田の元日本代表DF太田宏介が、スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英を絶賛した。スポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」の5月25日配信分では、MCを務めている内田篤人氏が、アルゼンチンで行われているU-20ワールドカップのU-20日本代表に帯同しているため、不在に。代役でMCを務めた安田氏は、ゲストの太田、元JリーガーのGK秋元陽太氏とともに、欧州各国で活躍する日本人選手たちのプレーを解説した。

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 久保は現地時間5月20日に行われたラ・リーガ第35節のバルセロナ戦(2-1)に途中出場すると、多くの見せ場を作る。後半15分にはカウンターでボールを運び、しっかりと周囲の状況を見ながらチャンスメイク。FWアレクサンデル・セルロートのゴールをお膳立てした。

 このゴールシーンを見た安田氏は「シュートも巧いけど、完全にタケからですね」と言うと、太田も「ドリブルのコースもいいよね。相手の前に入って」と頷く。安田氏は「タッチも細かいし、ステップも細かい。首もちゃんと振れて、パスも優しい」と大絶賛した。

 カンプ・ノウでは32年ぶりとなる勝利をバルサから挙げたソシエダ。その久保について太田は「こうなるのは、誰もが予測したと思う」と言いつつも、久保が現在まだ21歳であり、チームメイトだった6年前の久保の年齢を認識すると、「ええっ、15歳、16歳」と、言葉に詰まった。そして、「その当時から物怖じしないメンタルと性格だった。選手だけではなく当時の監督である長谷川健太さんにも、自分の意見を言っていた。言われたことをやるだけではなく、ちゃんと自分の意見を持ちながら考えてプレーすることを出せていた。そういうところが若い選手と比べて、圧倒的に違いましたね」と、当時のエピソードを語った。

 安田氏は「長谷川健太さんなんて、Jリーグでも、まあまあ怖い監督で知られていますよ」と言うと、太田も「しっかりと反論じゃないけど、自分はこう思いますというのを練習中のコミュニケーションから取れていたから、ただものじゃないですよね」と言い、さらにピッチでの話を明かした。

「サッカーの技術的なところは、本当に誰が見てもずば抜けて巧かった。僕は紅白戦でマッチアップすることが多かった。僕が左サイドバックで、建英が右ウイング。でも、全然付いていけなかった。中にも行けるし、足も速いから縦にも行ける。右足でクロスを上げると思いきや、しっかりと切り返す。しかも体幹がブレないから、そこからまた仕掛けることも周りを使うこともできる」と、いかに抑えるのが難しいかを語った。

 また、秋元氏も「やっぱりカットインされると、シュートコースが広がるから嫌ですね。あと僕、シュートを違う番組で受けたんですけど、重かったです」と、GKとしてもシュートの対応が難しいことを説明した。日本代表の経験者たちも驚愕する久保の才能。まだ21歳の若者は、この先どんな選手になっていくのだろうか。

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