カイセド&マック・アリスター退団の可能性 デ・ゼルビ監督示唆「そうなるかもしれない」

マック・アリスターとカイセドの退団に監督が見解【写真:ロイター】
マック・アリスターとカイセドの退団に監督が見解【写真:ロイター】

ブライトンの躍進に貢献した主力選手の去就に指揮官が見解

 日本代表MF三笘薫の所属するイングランド1部ブライトンは、5月21日に行われたプレミアリーグ第37節のサウサンプトン戦に3-1で勝利。この結果、来シーズンの欧州カップ戦出場をほぼ確定させた。躍進を見せたチームの中心選手であるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、エクアドル代表MFモイセス・カイセドはビッグクラブから注目を集めている。彼らの去就について、ロベルト・デ・ゼルビ監督がコメントした。英紙「ザ・サン」が報じている。

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 リーグ戦7位以上が確定したブライトンは、来季のUEFAカンファレンスリーグ(ECL)への出場権を獲得。シーズンを6位、または5位で終えることとなれば、UEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場が可能となる。

 そんなブライトンは、来季を前に複数の主力選手に移籍の噂が上がっている。マック・アリスター、カイセド、三笘は、アーセナル、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブからの関心が報じられている。

今冬の移籍市場で7000万ポンド(約120億円)の移籍金でアーセナル移籍に迫っていたカイセド、そして、マック・アリスターにとって、24日のマンチェスター・シティとの一戦が最後のホームゲームになる可能性を問われたデ・ゼルビ監督は「そうなるかもしれない」と、語っている。

「彼らには移籍する可能性がある。別のレベルでプレーする資格があるだろう。だが、私たちもELの舞台で戦う機会を提供できるかもしれない。私たちは、より大きくなった。それが助けになると思っている。ECLはとても素敵な大会だが、ELがより重要なことは全員が分かっている。

彼らが移籍できるかは分からない。モチベーションを高めるだろうが、とても良い男たちだ。私は自分とクラブのために働くが、同時に選手たちのことも考えている。キャリアは一度しかない、人生も一度であり、彼らに代わって決断はできない。私にはトニーがどんな決断を下すのか分からないが、もし彼らが去りたいのであれば、去ることが正しいのだろう」と、オーナーのトニー・ブルーム氏の意向が重要としつつも、移籍を阻む考えはないことを明かしている。

 ただし、来季に向けては戦力を維持する必要性があることも強調した。今季のプレミアリーグでは、昨季8位以内に入っていたレスター・シティとウェストハムが残留を争っている状況もあり「私は毎日、トニーにチームを改善するように伝えている。今年のレスター、ウェストハムを見ても、毎年毎年、改善しなければ、1年後に驚きの結果になってしまう」と、警告したという。

 来季は欧州の舞台を戦うことにより、日程面でも今季以上にハードになるブライトン。好成績を残していることで、評価を高めたイタリア人監督は、すでに来季の戦いも思い描きつつ、ELの舞台を目指しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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