クルトワがいなければハット達成? レアル守護神の“孤軍奮闘”に現地メディア異例の高評価「3度の奇跡」「驚異的」

レアルのティボー・クルトワ【写真:ロイター】
レアルのティボー・クルトワ【写真:ロイター】

レアルは2戦合計1-5で敗退

 スペイン1部レアル・マドリードは現地時間4月17日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝の第2戦でマンチェスター・シティに0-4で敗れた。2試合合計スコア1-5で敗退となり、連覇の夢は打ち砕かれた。完敗を喫したなか、相手のエースFWアーリング・ブラウト・ハーランドを抑え込むなど孤軍奮闘の守護神のベルギー代表GKティボー・クルトワは地元メディアから異例の高評価となった。

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 レアルは本拠地での第1戦を1-1のドローで終え、敵地エティハドに乗り込んだ。前半23分、同37分と立て続けにポルトガル代表MFはベルナルド・シウバにゴールを許すと、後半にはオウンゴールと、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスにも得点を奪われ、終わってみれば0-4と一方的なスコアで敗れた。

 しかし、クルトワの活躍がなければ点差はさらに開いていたかもしれない。前半13分、同21分にはハーランドの決定的なヘディングシュートを抜群の反応で防ぐと、後半28分に迎えたハーランドとの1対1も守りきった。結果的に4失点を喫したものの、今季公式戦52得点のノルウェー代表ストライカーを最後まで沈黙させた。

 スペイン紙「マルカ」電子版は各選手に10点満点で採点をつけている。大半の選手が4点か5点がつけられているなかで、クルトワだけが異例の10点と高評価に。「驚異的なパフォーマンス」「3度の奇跡を起こした。これ以上彼にできることはない」と称賛された。

 プレミアリーグ王者に力の差を見せつけられたレアルだが、そのなかで守護神のクルトワだけは意地を見せていた。

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