チアゴ・モッタを襲ったブランドンが罰金2万ユーロと禁錮1カ月に処される

異例の判決

 パリ・サンジェルマンの元イタリア代表MFチアゴ・モッタに試合後、頭突きを食らわせたバスティアのブラジル人FWブランドンが傷害罪で禁錮1カ月の刑に処された。仏地元紙「ル・パリジャン」が報じている。
 かつてウクライナ強豪シャフタール・ドネツクや、マルセイユで活躍したブランドン被告は、8月16日のPSG戦後、ロッカルームに戻る間際にモッタの顔面に頭突きを浴びせ、鼻骨骨折の大けがを負わせていた。この傷害容疑で裁判が行われ、ブランドンには2万ユーロの罰金と禁錮1カ月の判決が下された。ピッチ上での選手間のアクシデントが事件化し、警察当局の捜査の対象となることは極めて異例のことだった。
 同紙によると、ブランドン被告はこの判決を受け入れ、上告しない方針だという。刑務所での1カ月間の収監の代わりに、地元コミュニティーへの奉仕活動に従事することになるという。
 ブランドン被告の法定代理人、オリビエ・マーティン氏は「選手は少し判決にショックを受けた」と語っている。
 ブランドンはすでにフランスサッカー協会から6カ月間の公式戦出場停処分を受けていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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