浦和DF酒井宏樹、ACL制覇も「差があった」 中東クラブとの激闘後に覗かせた本音

浦和の酒井宏樹【写真:徳原隆元】
浦和の酒井宏樹【写真:徳原隆元】

ACL決勝第2戦でフル出場、チームの優勝に貢献し大会のMVPに選出

 4月9日に行われたJ1第7節の名古屋グランパス戦(0-0)で右太腿を負傷した浦和レッズのDF酒井宏樹は、5月6日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦アル・ヒラル(サウジアラビア)戦にフル出場し、1-0の勝利に貢献。目標に掲げていたACL優勝のタイトルを獲得するとともに、個人としても大会のMVPに選出された。

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 試合後、ミックスゾーンで心境を聞かれた酒井は「言葉で表せない。それくらい目標にしていたものが現実になった状況。しかもMVPのおまけつきで。怖さすらある」と、笑顔を見せた。

 アウェーでの第1戦(1-1)にも先発出場していた酒井は、自身のコンディションについて「無理はしましたけど、無謀ではなかった」と言う。

「サッカー選手なので、無理はするもの。誰もが、どこかしら痛めていますし。ただ、怪我に関しては自分の責任なので、チームに迷惑をかけることはないようにと。そこは冷静に判断しようと、監督とも、ドクターとも話していました。でも、やれる状況でしたし、やりたい気持ちがあった。結果やれましたし。でも、チームメイトには本当に助けられた。周りの選手には自分の分もやってくれた。ずっと付きっ切りでやってくれたドクターに感謝したい」と、語った。

 MVPが発表された際には、自身を指さして驚いた表情を見せていた。「自分自身、あまり活躍できたトーナメントではなかったかなと思う。まだまだやることは多いかなと思いますし。DFがMVPをとることは、DFにとっては大事なことだと思いますが、優勝したからもらえたものだと思う。そこはチームに感謝したいです。アル・ヒラルが優勝していたら、アル・ヒラルの選手だったと思うので」と言う酒井は、すでに先の戦いを見据えているようだ。

 試合後の記者会見でも、ACL優勝を喜びつつも、「リーグ戦は続くし、内容を見れば差があった。謙虚さを失わずに、もう1つレベルアップして、こういうレベルの相手にしっかり戦えるチームにならないといけない」と、喜びに浸る間もなく、向上心を見せた。

 謙虚な向上心の塊は、GK西川周作と2人でトロフィーを掲げた。「準決勝まで(西川)周作くんがキャプテンだった。ACLは2人でリレーしたというか、最後のおいしいところだけ僕が持って行ったので。ほとんど周作くんがつなげたもの。本人は嫌がっていたが、強引に巻き込ませていきました」と、舞台裏を明かす。5月という異例の時期に行われたACL決勝だが、このキャプテンであればチームを引き締めて、この先も続く戦いでもチームを力強く牽引してくれるはずだ。

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