サウジメディア、両チームバス撮影NGに困惑「なぜだ!」 係員に制止され抗議の場面も

サウジメディアが選手バス撮影の禁止に抗議(写真はイメージです)【写真:ロイター】
サウジメディアが選手バス撮影の禁止に抗議(写真はイメージです)【写真:ロイター】

選手バス撮影の禁止に、事情を把握していないサウジメディアが抗議

 浦和レッズは5月6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦で、アル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦する。埼玉スタジアム2002には、キックオフ約2時間前に両チームの選手を乗せたバスが到着したが、このシーンを撮影しようとしたサウジアラビアメディアが係員に制止され、抗議する場面があった。

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 選手たちを迎えるスタジアムには大勢のファンが集まり、駐車場付近からスタンドの2階デッキ部分まで完全に真っ赤に染めた。アル・ヒラルの選手やスタッフを乗せたバスが到着すると割れんばかりのブーイングを浴びせ、浦和の選手たちを「We Are Reds」のコールや「赤き血のイレブン」のチャントで迎え入れる様子は、壮観だった。

 スマホが普及している現在、多くの人は動画や画像でこうした場面を記録するが、浦和のファン・サポーターは撮影をNGにし、クラブもメディアに対して「サポーターを刺激しないために」撮影NGを徹底。警備員はファン・サポーターにも、撮影NGである旨を伝えて遮っていた。

 筆者自身も選手のバスが止まる近くに駐車場を借りていたため、車を降りてこの様子を撮影しようとしたが、旗を持ったサポーターに「撮影はやめよう」と言われ、スマホをポケットにしまった。

 日本人メディアは、クラブの決定に理解したものの、事情が分からないサウジアラビアメディアは困惑し、レンズをボードで隠された際には「なぜだ!」と抗議していたが、「この様子を伝えたかっただけに残念」と、肩を落としていた。初戦を1-1で終えて迎える第2戦は、どのようなゲームになるだろうか。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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